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「日航株のバイ・インはあったのか?」

http://tokyoutlaws.web.fc2.com/takarada/jal22.html

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コメント

お詫びの連発で、本当にゴメンなさい。
産経新聞が8月27日付でフェイルとバイ・インを報じていました。

「市場関係者によると、日航の増資に応募した香港の投資ファンドは、高い指し値で大量の同社株の買い注文を出し、買い気配が高まった後に注文をキャンセルする「見せ玉」と呼ばれる手口でいったん株価をつり上げた後、株価の下落を誘導する空売り攻勢を開始。株式売買では取引成立の4日後に代金などを決済しなければならないが、同ファンドはさらに4日後に支払いを拒む「受け渡し不履行(フェール)」を繰り返し、最終的に公募で取得した新株を払い込みに充てるとともに、多額の利ざやを得たとみられる」

 「度重なるフェールなどの不審な取引を見つけた監視委は、同ファンドによる一連の取引が、不正に株価を下げる目的で空売りをする一方、安くなった新株を取得し、多額の利ざやを得る目的だったとして、金融商品取引法違反の相場操縦行為に当たると判断。海外の投資家による国内市場での不正取引は、監視委に直接の取り締まり権限がないため、香港当局に情報提供した」

増資期間中に監視委員会が発見した、という報道に呆れました。
“仕事師”の協力を得て無理やり払い込みを終えた犯罪会社の〝公募増資〟を金融庁は黙認したのです。
2006年1月~12月のバイ・イン件数は延べ16社と発表されております。
このうち7月のバイ・インは何件か、JALの増資がらみの件はどれだけか?

まともな資本主義国家の証券市場では有り得ない話でしょう。
なぜならば、このインチキ増資を土台にして翌年の2000億円融資を引き出し、さらに翌々年の1500億円第3者割当増資を完遂させたのです。
誰が考えても発行会社はグルです。

 

投稿: 宝田豊 | 2009年9月10日 (木) 19時21分

前述の産経記事はインターネット上の産経ネットファーストだけに記載されました。
本当に何度も御詫びばかりで恥ずかしい限りです。
同時進行で解説を書く難しさを思い知らされたところです。
産経新聞読者相談室によると新聞紙面に掲載の必要を認めない記事は、インターネットで日付と共に報道するとのコメントです。
しかしながら、全マスコミ(と思いますが)の中で産経新聞だけが「バイ・イン」と「フェール」の顛末を報じた経緯は、特筆すべきものでしょう。
日経や朝日は「頬かむり」して恥じないのです。
金融庁が質問者を入り口で40分も待たせた理由が分かりました。
連中も産経記事を読んだかもしれない一般庶民に、バイインの顛末をどう説明すべきか、喧々囂々の会議を開いたのかも(笑)

投稿: | 2009年9月12日 (土) 03時40分

日本経済新聞のJALに関するヨイショぶりを簡単にご紹介。
日経は古く1987年ごろからJALの提灯記事を書いてきました。
有名な高尾記者の「癒着武勇伝」を評論家の吉原公一郎が80年代から単行本で糾弾し、2005年以降は評論家の森功が週刊文春で呆れ果てています。安売りチケット販売で裁判になった後藤民夫は金額まで明示して「日航が小遣いを毎月支給」
最近は日経ヴェリタスの若手記者が、荒唐無稽なヨイショ記事を繰り返しております。
8月27日のフェールとバイ・インに関しても産経新聞は具体的に法令違反の増資の生々しさを報じました。
日経新聞の読者相談室に電話して日航の増資は金商法違反ではないか、と尋ね「なぜ産経が報じたフェールとバイ・インに言及しないのか」と質したら、そんな記事はありませんよと回答されました。
少なくとも証券市場で引受幹事証券の責任が追及される大事件を、日経新聞が握り潰すことは絶対に拙いでしょう
経済の日経の看板が聞いて呆れますね(笑)

投稿: 宝田豊 | 2009年9月12日 (土) 18時57分

7月に行われたGSユアサの増資もひどかったですよ。
この銘柄は昨年粉飾決算で上場廃止寸前まで行きましたが、
環境関連と新聞等が煽りに煽ってITバブルさながらのPERまで株価がつり上がりました。

そして高値で増資を発表。その後の値動きがひどかったです。
なんと逆日歩もついてないのに日証金が売り禁止を突然発表。
そして閑散とした相場の中、公募増資価格決定日になって株価が急騰。いい値段での増資が行われました。その後異例の早さで売り禁止が解除されたのもあまりにいやらしい。
野村證券が主幹事でしたが、誰が見ても価格操作が入ったと思える動きでした。

その後もこの銘柄は、仕手筋や証券の自己売買が入ったとおもわせる荒い値動きに、クロスや見せ板のオンパレードで完全にギャンブル場状態です。

また不思議なことに、何らかの仕掛けが入ったと思わせる値動きが始まると示し合わせたように日経等に買い煽るような関連記事が載り、翌日は株価の急騰があたかも材料によるものであったという記述。

結局この国には中立的なメディアが存在しないのかと思うと暗い気持ちになりますね。

投稿: 神の手 | 2009年9月18日 (金) 11時03分

 救急車やパトカーがサイレンを鳴らし、赤信号の交差点を突っ切る非常事態は多くの国民の理解を得られます。
 ところが、我が国の官憲は自分たちの独りよがりの思い込みで「良かれ」と決めつけ、恣意的判断に基づくルール違反を恥じないのです。
 先般、東京証券取引所の売買審査部に電話して「日航株が2006年7月に起こしたフェイル事件」の内容を訊ねてみました。
 当然ながら、「一般投資家に個別銘柄の受渡し不能に関する委細を、お知らせすることは不可能です」と断られました。

 そこで与太話に切り替えます。
「おい!話は変わるがアンタの会社の前の前の社長の鶴島よ!」
「あいつとは38年前に、今の安藤証券の向かいにあった蕎麦屋の“満留賀”の2階で毎日麻雀を打っていたんだぞ」
 そのころの東証は「給与は野村並み、仕事は公務員」
「毎日毎日夕方4時から麻雀打って遊んでいられる御機嫌な職場だったんだぞー」
 麻雀荘の “ 満留賀 ” は1階の蕎麦屋の弟が経営していて、証券マンの溜まり場でした。
 今でいう会員制クラブで参加資格は、証券会社の従業員と業界誌記者。
「おい!ツルッ!ローン!」
 忘れもしませんがセコセコした、しっかり者の麻雀でした(笑)
 ツルの上司で売買審査室長や信用取引部長を務めたHさんという方が、何の奇遇か、私と中学校が同窓の大先輩だったのです。
 レートは1000点50円、店のマスターが帳面付けして集計し、月に1度の清算で遊べました。
 Hさんは伝説の“兜町の雀鬼”で、見ていた限りですが一晩に102.4万円を勝ち切りました。
 当時の麻雀は差し馬がデタラメで「負けたら次回は倍付け」が常識です。
 負けっぱなしでも最後の一回を勝てば全てケツマル。
 ある晩、1000円の差し馬が最後はボーナス払いの51.2万円にエスカレートして果てたのです。
 それを負けた人は102.4万円の払い。
 現金では払い切れきれませんから、チョーメンと言ってボーナス払いになります。
 さすがに次回の “ 倍付け ” は全身が硬直したらしく、ラストに至りました。

投稿: | 2009年9月18日 (金) 21時26分

東証の会員会社の名誉のために申し添えます。
100万円を超える麻雀の負けは、無事に1回で “ 受け渡し ” がつきました。
負けたタコの上司から清算報告を受けた記憶があります(笑)
この時代はコッポラのギャング映画 “ コットンクラブ ” の雰囲気がありました。
ある晩、タコの上司と一緒に地下鉄日本橋まで帰ったことがあります。
構内のコイン・ロッカーから何やら取り出すので、ヒョッと覗いたら裸で札束が2個。
2千万円ですよ(笑)
JALの投資ファンドと違って「腐っても金看板」の気概があったからでしょう。

投稿: | 2009年9月19日 (土) 14時58分

痛快な記事、いつも楽しく拝見させていただいております。
ところでJALの株主優待についてですが、

・金券屋に持ち込めば5000円程度で売れること
・他社の株主優待が例えば一定株数以上で一律内容というように小口株主に対して有利なものが多い中、JALの優待は大口株主であっても株数に応じた優待を配っていること

などから、株主優待としては株主配当の性格が強いものであると思っています。
一方でJAL普通株の1株あたり純資産は直近の第一四半期で2円を下回る事態となっています。
このような状況下では本来JALは普通株に対してはほとんど配当を行うことが出来ないと思うのですが、上記のように配当的性格の強い優待を続けるのであればこれは違法配当とはならないのでしょうか。
未熟のため、勘違い的外れな見解なのかもしれませんが、今後この優待の件についてもコラムにてお聞かせ頂ければと思います。

投稿: 弱輩者 | 2009年9月23日 (水) 17時36分

ご声援ありがとうございます。
株主優待制度は世界中で我が国だけに見られる、配当課税忌避の不正な分配システムです。
詳しくは以下をご覧ください。

株主優待は「猿の餌付け」 2007年7月23日 (月)
http://tokyoutlaws.web.fc2.com/takarada/kabunushi.html

日航パイロットの不当な高給に関しては以下を。

おんぶに抱っこで職業訓練2007年4月 8日 (日)
http://tokyoutlaws.web.fc2.com/takarada/nihonkouku.html

<国策が許した高給与>2006年11月27日 (月)
http://tokyoutlaws.web.fc2.com/takarada/kokusaku.html

投稿: | 2009年9月23日 (水) 21時08分

会社更生法も有り得る大騒動の末に僅か30円前後の値下がりで、安心の既存株主。
なぜか下げが足りないと不審顔の空売り投機家。
下がらない最大の理由は下限転換価格が125円で発行したMSCBの存在でしょう。
出した時はバラ色の進軍ラッパの転換価格下方修正条項付き優先株です。
発行価格の半値まで落ちるとは、関係者も「まさかの想定外」
仕事を割り振りして貰えるはずと、引き受けた法人が、大慌てでしょう。
http://tokyoutlaws.web.fc2.com/takarada/jal12.html

はっきり言って、この会社は「法令違反なんでもアリ」の状態と考えられます。
無理を言ってMSCBを引き受けて貰った法人の責任者に赤恥かかせるくらいなら、非公式の自社株買い(株価操作)もやりかねない、と考えました。
9月25日の東証の空運株の大口空売り比率は、何と2.9%です。
騒いでいる割に冷静な法人の「敵前逃亡」が始まったのかもしれません。

投稿: 宝田豊 | 2009年9月25日 (金) 23時54分

重ね重ねの御詫びで、本当に申し訳ありません。
加齢のせいでしょう、脳の回転が鈍くなったようです。
2006年7月に発行された日航の公募増資は「MSCB」だったのです。
これで全ての謎が解けました。
日本中の投資家を欺いて、自らは被害者面して総発行金額が減ったの、どうのこうの。
最初から引き受け手のいない状況が憂慮されながら、一か八かでフェール前提のバイ・イン執行の増資。
つまり形式は公募を装った奇麗事でも、中身はMSCBそのものでした。
無い株をブッ叩いて、底値で買った現物を後日に品渡し。
なぜ早くに気が付かなかったのか、これを読んだ金融庁の窓口オジさんは、「なんて鈍いタコだ」と今ごろ笑っているでしょう。
あの時、日興コーディアル証券が引受幹事を急に辞退した理由は、罪の恐ろしさに慄いたからと想像します。
「よそは初犯だろうが、うちは前科があるから無理だね」
そして金融庁や国土交通省が全てを看過した理由も納得です。

実質的な国営航空会社がMSCBを発行!
いくら何でも学習院に聞こえが悪過ぎて、責任者は処罰モンだよ。

バイ・インの事実を3年半も、じっと秘密にしてきた理由が、ようやく解りました。
新興市場の厄障者(やくざもん)と同じ増資を、天下のナショナルフラッグキャリアがやってのけた訳です。

投稿: 宝田豊 | 2009年9月26日 (土) 21時42分

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