【ミニ情報】朝治博、風間勇二両容疑者が関与したTSKビル「転売取引」

東証2部「スルガコーポレーション」の都心ビル地上げに絡んで、弁護士法違反(非弁活動)容疑で、光誉(こうよ)実業の朝治博社長とともに、「共同都心住宅販売」の風間勇二元社長も逮捕されたのはご存知の通り。
読売新聞(3月4日付)によれば、朝治容疑者は東京・六本木7丁目のTSKビルの取引にも関与していたという。同ビルは暴力団「東声会」の故・町井久之会長が活動拠点としていたことで知られる。町井会長が亡くなった平成14年ごろから暴力団、右翼、事件師らが同ビルに次々と入り込み、賃借権や抵当権などを設定し、権利関係が複雑化した。
その経緯については、ここでは省くが、平成18年7月、都市アーバン開発(千代田区)が競売によって同ビルの大部分を取得(落札価格252億円)し、事態が大きく変化する。事情通によれば、「町井さんの長男を借金漬けにして取り込み、オイシイところを持っていこうとする連中が次々とTSKビルに介入し争奪戦になった。これが権利関係の複雑化を招いた最大の原因と言える。しかし、都市アーバン開発による落札確定後、こうした連中は〝金銭解決〟によって潮が引くように消えていった。貸金回収を名目に敷地内の〝駐車場管理〟で居座っていた九州の暴力団最高幹部にも億単位の金がわたっている」という。
そうした中、読売記事にもあるように、落札されていない2部屋が残っていたわけだ。同記事によれば、元公安調査庁長官の緒方重威被告と満井忠男被告(詐欺罪で公判中)が昨年3月、朝鮮総連から詐取したとされる資金の一部を見せ金として2部屋の所有者側に示し、25億円の買取価格を提示したが、最終的に売買は成立しなかったという。
登記簿謄本によると、このうち1部屋は朝治容疑者の親族が社長を務める「エコロジージャパン」(大阪市東住吉区)が所有。もう1部屋は「プログレッシブエボルーション」という香港の会社が所有していた。この2部屋は、いずれも風間容疑者の「共同都心住宅販売」が前所有者で、昨年3月28日に売買されていた。
これが単純な売買ではなかったことを窺わせるのは、その3カ月後の6月15日、エコロジージャパンに対して、共同都心住宅販売が極度額20億円、光誉実業が同5億円の根抵当権権を仮登記していた事実だ。「風間勇二のバックには在日のT(日本名)が控えていた。つまり、朝治、風間そしてTらのそれぞれの思惑によって、緒方・満井が提示した最初の25億円がドンドン跳ね上がり、最後には40億円で都市アーバン開発に転売されたと聞いている」(前出の事情通)
警視庁組対4課は、朝治、風間両容疑者が関与した、この転売取引の経緯についても調べているとされ、今後の展開に注目だ。
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