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2019年8月12日 (月)

【分析・詳解】 エフアール鈴木義彦「95億円」貸金返還訴訟関係証拠(2)、海外に1000億円を超える「隠匿資金」か

交渉の場や裁判で変転している鈴木義彦の主張、証言を以下に挙げる。

201908111438150008 201908111438150009_20190812070001 (1)平成11年11年9月30日付けで、Aがエフアール宛に出した「確認書」は、鈴木が融資を受けるためにAに振り出した手形(13枚)を、同社の監査の都合上、どうしても一旦お借りしたいという鈴木の依頼に応え、Aの温情で手形の原本と共に渡したものだった。もちろん、それまでに貸付金の返済は一切ない。ところが、鈴木はこの「確認書」を悪用して、「Aに対する債務は完済された」という主張を当事者間の交渉だけでなく、法廷の場にも持ち込み、「債務者はエフアールで、被告は関知しない」とまで主張した。

しかし、手形の原本と「確認書」をAから預かるに当たって、西はAに「借用書」と「確認書」(=左写真)を作成して渡していた。そして何より、当時のエフアールは、経営が危機的状況にあり、手形を持ち出した経緯から見ても、鈴木個人の責任ははるかに大きかった。Aが貸したのは鈴木個人であって、会社であれば実務の全てを仕切っていた天野が対応しなければならなかったが、Aは当時、天野とは面識すらなかった。西が15億円をAの会社に持参したのは同年の7月30日のことで、Aは翌日、西と鈴木を会社に呼び、15億円の処理について確認し、西も鈴木もそれぞれ5000万円を受け取ったことに礼を述べていた。そもそも9月30日に金銭の授受は一切なく、その後の天野との面談でも天野は「会社に債務を返済する資力は無く、『確認書』は便宜的なものだった」と認めていた。なお、鈴木はAの手元にある「借用書」や「預かり書」等の多くの書類の原本を「回収漏れ」と言ったが、鈴木を知る誰もが「鈴木は相手方にある書類の一切を回収することに執着する男で、回収漏れなど絶対にあり得ない」と言う。

【編集部注記=本誌は元号使用に絶対反対の立場ですが、とくに裁判記録などでは元号表記が大半であるため、原資料と照合する際の簡便さからも元号を例外的に使用しました】

201908111438150003 (2)鈴木が資金繰りのためにAに3億円で買ってもらったピンクダイヤモンドとボナールの絵画について、平成10年5月28日にAの会社を訪れ、「売らせてほしい」と言って持ち出し、その後、売却代金も払わず現品も返却しなかった件について、鈴木は、それ以前に融資を受ける際にAに渡した借用書(=左写真 平成9年10月15日付)で「Aより買ったものだ」と主張した。ピンクダイヤモンドをAから預かる半年以上も前のことである。まったく支離滅裂な主張でしかなかった。

 

 

201908111438150004201908111438150015 (3)前記(2)に関連して、5月28日に鈴木がAの会社を訪れた目的は、借金の申し込みとピンクダイヤモンドの持ち出しだったと思われる。鈴木は、「私から手形を受け取っているにもかかわらず、当時のエフアールの常務の天野に絵画やダイヤの念書を連名で書かせろ」とAが念書(=左写真)を要求したと主張した。しかし、Aは金融業の免許は所持しているが、本業としているわけではなく、鈴木が予め念書を用意して持参したので預かったまでのことであった。Aは鈴木の逮捕情報(親和銀行商法違反事件)を伝えたが、鈴木の依頼に応えて8000万円を貸し付けた(=左写真)。近日中に逮捕される人間に金銭を貸し付ける金融業者などいるはずがない。
鈴木側代理人は裁判の場でAを「金融のプロ」と呼称して、Aの心証を悪くさせようと躍起になった。しかし事実は全く逆である。

(4)平成11年7月8日にA、西、鈴木の三者で交わした「合意書」について、鈴木は「Aから資金提供を受けるために必要だという西に協力して、書面に署名したに過ぎず、それを実行するという認識はなかった。事実、その後、Aとは株の話は一切していない」と主張した。それが事実ならば、何故、紀井に指示して宝林株を売らせることができたのか。西がAから宝林株800万株の取得資金3億円を借り受け、その直後からの株取引で株価を高値誘導するための買い支え資金もAから支援を受け、実際に鈴木の指示する銘柄の株価を高値誘導し、そのタイミングで鈴木の側近であった紀井が売り抜けた事実は、紀井の証言からも揺るがないのだ。西が鈴木に言われるままにAに株取引の情報を入れず、またAと鈴木の関係を故意に希薄にするような対応をしたために、Aは蚊帳の外のような状況に置かれたが、そのことで『合意書』に基づいた株取引は無かったという鈴木の主張は正当化などできるはずは無かった。何より、西が志村化工の相場操縦容疑で東京地検に逮捕された際、鈴木の側近であった武内一美も逮捕され、鈴木の関係先が家宅捜索されていた。取り調べで、検事が執拗に鈴木の関与を追及しても、後日、利益分配を受けるために西が頑なに否認し続けたからこそ、鈴木は首の皮一枚で助かったようなものだった。
また、宝林株の売却利益について、鈴木自身が「JAS(宝林)の件では、双方(Aと西)に資金を渡しているはずです」と、「合意書」の効力(実績)を認めている。すでに触れたように、西は宝林株取引の利益分配で30億円を受け取った事実を明らかにしたが、鈴木はいつ、いくらをAに渡したというのか?

201908111438150009_20190812071701(5)前記「合意書」に基づいて、平成11年7月30日に西がAに納めた利益の分配金15億円について、鈴木はAに対する債務の返済金であると言って(1)に挙げた「確認書」(=左写真)との整合性を取るために支払日を無理やり9月30日と主張した。しかし、西が15億円をAの会社に納めたとき、Aは「合意書」に基づいて、自分の取り分を5億円とし、残る10億円は西と鈴木のAに対する債務の返済金の一部に充てるという手続きをした。また、西の無心に応えて、「鈴木さんと分けなさい」と言って西に1億円を渡した。その翌日、Aの会社に西と鈴木が訪れた際、15億円の処理と1億円を西に渡した件をAが鈴木に確認すると、鈴木は「有難うございました」とAに礼を述べた。15億円が鈴木の言うように返済金であるとしたら、西と鈴木にそれぞれ5000万円を渡すようなことは無かったはずだ。

(6)ロレンツィ社が保有していた宝林株式800万株の買取りについて、鈴木は「買取りではなく、海外の投資会社がイスラエルの大株主ロレンツィ社から、800万株を1株(20,925円)でバルサン300万株、トップファン250万株、シルバートップ250万株と3社に譲渡された」と主張した。併せて、その購入代金をAが拠出したという事実も否認。しかし、西が株式買取りの作業を全面的に行ったことから主張を維持できず、また、株式の購入資金についても「株式の買取り企業が直接出した」という主張が途中から「自分が調達した」とすり替わり、さらにその調達先を「ワシントングループの河野博昌」からと言い換えたり、全く辻褄が合わなくなっていた。前記の外資3社は鈴木がフュージョン社を介して用意(取得)した、実体のないペーパーカンパニーであり、紀井がその事実を明確に証言している。
また、前記の外資3社が大量保有報告書を金融庁に提出するに当たって、「紀井義弘」からの借入と虚偽の記載を行って、代理人の弁護士、杉原正芳は当の紀井から抗議を受けたが、杉原から紀井への返答はなかった。

201908111438150005_20190812072101(7)平成14年6月27日、Aが鈴木に対する貸付金の整理をするために鈴木を会社に呼び確認を進めた際、鈴木が「A社長への返済で西に10億円を渡した」と主張した。驚いたAが同席していた西に確かめたところ、西が曖昧ではあったが授受を認めたために、鈴木への債権25億円から10億円を差し引いて15億円とし、西も10億円の借用書を書いた。Aは鈴木に対し「私に対する返済金であれば、なぜ直接来て話をしなったのか。もしそれができないときでも、なぜ『西に私への返済金の一部として渡した』ということを、最低でも電話で何故言わなかったのか」と言うと、鈴木は「済みませんでした」と言って謝罪し俯いた。ところが、西が鈴木から受け取った10億円はAへの返済金などではなく、「合意書」(=左写真)の破棄を西に執拗に迫り、その結果、複数回にわたって西と鈴木の間で報酬名目の金銭の授受が発生したものであった。平成18年10月16日の三者協議の折に、西が鈴木に「これくらいは認めろ」と言うと、鈴木は渋々認めた。

201908111438150009_201908120802018)前記(7)に関連して、鈴木はその後、法廷に提出した証拠資料(「乙59号証」)の中で、「6月27日に、原告(A)との間で債務合計金25億円とする準消費貸借契約の合意をしたことがあるか」という被告側弁護士の質問に「全くない」と言い、続けて「西に対して『原告に支払うべき25億円のうち10億円は西に預けている旨を述べたことはあるか」という質問にも「ない」と言って、Aからの借入金を25億円に減額する旨の協議など6月27日には無く、Aへの返済金10億円を西に渡したことさえも否定した。当日の借用書には確定日付がある。
しかし、これまで触れている通り、Aが「今後は株で大きく利益が出るから、鈴木への貸付金を25億円にして欲しい」という西の依頼を了承して6月27日の面談協議になった経緯があり、その場で鈴木が「西に10億円を渡した」という発言がなければ、さらに減額した15億円の借用書を作成することなどなかったし、西もまた10億円の借用書を作成してAに渡すことなどなかった。同日の借用書の存在は、明らかに鈴木が平成11年9月30日付けの「確認書」を悪用して「Aへの借入は完済した」と強弁していることにも矛盾している。
何より「完済した」という債務は、9月30日当時、鈴木はいくらあったという認識だったのか。仮に百歩譲って、15億円が返済金であったとしても、Aが有していた鈴木への債権は元本だけでも約28億円あったのだから、「完済された」などと言えるはずはなかった。

(9)平成18年10月16日に作成された「和解書」について、鈴木は「西が香港で殺されかけたという事件の容疑者にされる、という不安と恐怖感、そして側近の紀井に裏切られたという衝撃から、書面に署名指印してしまった」と主張して、あたかもAと西に脅かされたからということを強調した。さらに、Aの会社はビルの8階にあるが、そのフロアーに上がるエレベーターを止められ、監禁状態に置かれたとか、Aと反社会的勢力の大物とのツーショットも見せられた、と言い、脅迫を受けたかのごとき主張をした。しかし、当日の面談は録取されており、Aや西が鈴木を脅かした事実など無いことは明白で、前記(4)にもある通り、紀井が鈴木の指示で取得株式を売り抜け、巨額の利益金を確保している事実を突きつけられたため、弁明が通らないと覚悟して、それでも隠匿資金の流出を最小限に食い止めるために、さっさと「和解書」に署名、指印したことが推察される。なお、鈴木は「和解書」を2度3度と注意深く読んでおり、「文言に不備があれば修正する」というAの言葉にも応じて署名、指印したのである。

(10)鈴木は平成14年6月27日の借用書作成時に「社長への返済金として西に10億円を渡した」と言っていたが、法廷に提出された証言では「言っていない」とか「言った覚えはない」と翻し、また平成18年10月16日の「和解書」作成時に鈴木は「2年以内に20億円を払う」と約束したが、その後はこれを「贈与」と言ったり、最後には「20億を払うとは言っていない」と変わった。これらの証言が虚偽であることは、面談を録取した西の録音記録に残っていた。

 

 

 

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