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2019年7月20日 (土)

【特別連載企画】 「謎の失踪事件」を追う(2) 偽情報に振り回され警視庁が300人体制で1カ月捜索

Bldg_00002627_01_20190720123201 「早川充美」という人物は身辺を嘘で固めているような人物のようだ。前号で早川はOECDに所属する国際公務員の肩書きを有していると報じたが、それは周辺関係者が早川から「日本でのNO.2」と聞いているだけで、実際にはOECDの東京センターやパリ本部で働く日本人の職員名簿(80数人という)に早川の名前は無く、あくまで「自称」に過ぎないということが判明した。しかも、「早川氏が日本のトップ」とも言っていた「松本」という人物についても職員名簿には名前が無く、関係が無いことも分かった。

捜査関係者によると、「松尾憲之」が最初に失踪した今年の2月、親族の「捜索願」を受けた警察署が松尾の「宿代わり」にしている居宅を捜索した際、「山本氏が松尾氏に100億円単位の金を支払う、という誓約書のほか多数の関係書類が見つかった」ことから、「当初は3人だった捜査員が一気に8人に増員された」という。この捜査関係者の話に出てくる「山本氏」とは、第2次世界大戦当時、「連合艦隊司令長官」だったあの山本五十六の孫にあたる満らしい。この「山本満」が何故、巨額資金を動かすことができるのか、その詳細は後に譲るとして、昨年来、松尾は山本と密着して金融機関の本店に同行、本店近くの喫茶店などでも面談をかさねていた模様だ。

警察は、松尾の失踪に事件性を強く感じたため、山本は6時間以上、また早川も3時間以上に渡って事情を聞くことになった。しかし、山本も早川も話をはぐらかすばかりで、真相を明らかにしなかった。

早川が松尾の失踪に関連して周囲の関係者に振り撒いた作り話は以下の通りだった。
「私が紹介した土田氏と午後5時の待ち合わせで赤坂にいるとき、3人の男たちに突然囲まれて、『あなたのやっていることは全部把握しているので、すぐに中止しなさい。さもないと、あなたの身の安全は保証できない』と言って立ち去った。それを聞いて松尾さんは恐ろしくなり逃げ出した。携帯も使うなと言われたので電話もできなかった、ということで私の所へ助けを求めてきたので組織で匿うことになったが、3月の末までは会わせることはできない」。

大きな事件が関係しているのではと、警視庁本部の捜査員が結果的に300人も動員された。しかし、こうした早川の言動は「虚偽の風説を流布し、または偽計を用いて人の業務を妨害する」という、警察に対する偽計業務妨害罪 (刑法 233条 3年以下の懲役又は50万円以下の罰金) に当たる可能性が高い。「流布とは、犯人自身が公然と文書、口頭で伝達するほか、口伝えに噂として流す行為も含む」からだ。

ちなみに、警視庁の捜査員が大量に動員された背景には、松尾を巡るまったく別の事件が絡んでいる模様で、その捜査が継続している中に松尾の捜索願が飛び込んできたという面もあるようだ。そして、早川の作り話が火に油を注ぐ状況を作ってしまった。本誌取材チームの一人は、これまでに松尾とは6、7回、また松尾の子息とも5、6回会っているが、事態を混乱させたのは松尾が5月30日に関係者と3回も連絡を取りながら翌日に失踪したからだ。一刻も早く収拾させる責任が松尾にはある。

松尾の子息と早川が最初に面談した際に、同席した会社社長に早川がいきなり「松尾さんは社長に返さなければいけないお金が二百数十億円あるようですね」と切り出し、その借財を自分がまとめようとしているかのようだった。社長は初対面の人に話すことでもないと思っていたようだが、早川と3回目に会った時に「私が責任を持って3月末までに200億円を払います」とまで言ったことから、社長が「間違いない話ですか?」と確認すると「100%間違いない」と言い切った。

「早川は今まで社長と私にもっともらしく色々な話をしてきたが、それらが全て嘘とハッタリであることが分かった」と子息は言う。
「早川は最初に会った時には、『山本が570億円を受け取り、70億円をアンベッツ(早川氏の名刺にある団体)、500億円を私と松尾さんで半分ずつ分ける』と言っていたのが、2回目に会った時は『全て私の取り分である』と言い、その後、3回目に会った時には、『3月末には200億円を社長に払います』と言ったので、社長が再確認すると、『山本にコンプライアンスの問題が無ければ100%大丈夫です』と言った」

早川が山本に3000万円を立て替えたことを示す領収書があり、この金を返す約束を守らないので、570億円は全て自分の取り分と言っているようだが、3000万円の領収書が偽造の可能性もあるとのことで今後、調査すると思われる。早川が松尾の行方を子息にも隠しながら、この巨額資金で関係者たちを振り回していることが分かる。ちなみに早川が語った松尾失踪の背後事情が作り話だったことについては、「その後、社長が父に『あなたが3人の男たちに囲まれて脅かされたという話、あれは、嘘だということが調査で判明した』という話をすると、父は、それまでは社長に2回確認されてもそのたびに『本当の話です』と答えていたが、その後、『実は全て早川の言う通りに動いた』」という。

松尾の失踪事件の背後事情を早川が前述のように語ったとき、社長が「そんなに松尾氏が危険な状態にあるのなら、なおさら警察に話さなければならない」と言うと、早川は慌てた様子で「いや、ちょっと待ってください。トップに相談しますから」と言って戸惑っていたので、そこで社長が「トップに会わせて欲しい」と言ったが、早川から返事は無かった。早川と松尾が仕組んだことで、トップなどいるわけは無い。

さらに早川は子息に「関係者はみんな携帯を公安に盗聴されているから、連絡の際は名前を出さないように」と釘を刺したというから、早川はよほど念の入った作り話が好きなようだが、それで子息や多くの関係者がどれほど被害を被っているか、まるで分かっていないと述べている。

「早川は、自分のバックには巨大な組織があって、何でもできるような口ぶりで、土田氏の件も『長野県松本の山中で携帯が見つかった』とさも拉致され殺されたのではないかと思わせるような言い方だった。父が失踪した2回目の5月30日の件でも、インターネット情報に出たことが原因と言わんばかりに『関係者の中で死人が出る』という話をしていて、それを何人も聞いている。しかし関係者たちが早川の話を調査したが、何一つ本当の話は無かった」

なお、本紙が早川の作り話を報じたことで、早川、松尾の両人が関係者に「すべてがダメになった」と言っているようだが、とんだお門違いの話で責任転嫁も甚だしい。早川、松尾両人に問題があればこそ報じたまでのことだ。(以下次号につづく)

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