« アクセスジャーナルが連日報じる不動産会社社長「恐喝事件」の真相、関係者が本誌に激白 | トップページ | フラット35扱い業者「最大手ARUHI」の場合(2)――フランチャイズの暴走?=コンプライアンス違反は脅迫・詐欺まがいの営業も »

2019年6月13日 (木)

投資家最大の不安はフラット35扱い業者――最大手ARUHIの場合(1)

Aruhi 海外から見える不動産バブルモドキの正体は、建築ラッシュなどのハード面の活気より、金融、住宅金融の数字かららしい。

「動いて見えるのは住宅産業より住宅金融なんです。住宅金融、なかでもローン自体がどうなるのかという不安材料があります。日本国内投資家が過大になったアパート・ローンなどのツケを整理する必要につけこんで、住宅金融支援機構のフランチャイズ業者などが住宅ローン商品、フラット35を不正利用しているという情報が入っています」

外資ファンドの専門家は調査をしている。例えば、最大手のフラット35業者であるARUHI(東証1部上場)の場合(上部団体は住宅金融支援機構。所掌官庁は国交省)を見てみよう。

一連の不動産・建築関連の不祥事から国交省は現在、ARUHIを筆頭としたフラット35仲介業者に注目している。ARUHIは日本最大手のフラット35扱い業者で東証一部上場会社。印象では信用度抜群だが、前身がSBIエステートファイナンスであると聞くと、慌てて再検討する顧客もいるという。

「ARUHI本社だけではなく、社内でフランチャイズが不正を行っていることを認識している可能性がある。申請書類、収入証明書類以外にも疑問があります。」

この海外専門家が不安視するポイントは3つある。

(1)不正は主にフランチャイズで行われている

(2)審査は不正があり、保証範囲内であれば大丈夫だと錯覚している。(本社は丸投げで把握しているが対策は後手で住金支援機構にも国交省にも報告していない案件がある。ARUHIも住金も国交省も管理できていない)

(3)フランチャイズの中には反社会勢力的な威嚇・脅迫で営業し申請書類を書かせているコンプライアンス違反があるが、抑え込んでいる。

アナリストによると、(1)については、ARUHIの名刺をフランチャイズにも使用させて信用許与しているものの丸投げに近い自主管理に任せているらしい。フランチャイズによる不正融資の可能性についてはないか?と会社説明会での質問に対して、ARUHIのCEOが『フランチャイズオーナーは保険の代理店や不動産仲介業を兼業している事業者が多い。不動産仲介業を兼業しているFCOはどうしても不動産を売るために無理(*つまり不正)をして融資を通してしまうことがある』と認めている。発覚したのは上場前の約5、6年前からで、コンプライアンス教育を提供してそういうフランチャイズを事前に排除する努力をしているが、徹底はできていない。
(*上記をアルヒIRに問い合わせたところ、説明会でのCEO発言については、「そのような説明をしていない。誤解だ」という。)

(2)については、審査の不正が保証範囲内におさめれば大丈夫という合法性をオーナーから説明された安心感からくるものだと専門家は言う。都内の不動産業者は、「フランチャイズに関しては自由裁量で自己責任。融資審査をフラット35で住金機構が通せばアルヒ本社は問題提起のしようがない。フランチャイズ側の付け目はそこで、売り上げを伸ばすためのセールスは各社で均質化してシステム化されています。不正の均質化が起こっている。売れる方法は漏れて真似されますから」という。

合法と思い込んでいる現場は迷うことなく審査を通すことを考えるという。審査を通すために改ざんスレスレの「操作」もやっていると認めた。

実際に申請した経験者は証言する。

「数か月前に別のフラット35業者に申請して却下されていたんですが、年収400万円でしたが失業中で申請して却下。そこでARUHI代理店ならば審査が通ると聞いてトライしました。相談して、担当者から車のローンを家族の名義に変え、月額を低く抑えるために長期ローンに組みなおしたほうがいいと言われて指示通りにしました。通りやすくなるそうです。50歳代夫の私が失業中でしたから、40
歳代妻名義でARUHI代理店に申請、ところが、住宅金融融資機構のデータセンターに前のデータが残っていて、却下でした。しかし、担当者は、『必ず通りますから、半年後、あるいは1年後にデータが消えますからきてください』と言ってきました。」

審査を通すために数字の操作は日常であるということだ。

まだ、このフランチャイズはマシな方だと言う。
(以下次号につづく)

« アクセスジャーナルが連日報じる不動産会社社長「恐喝事件」の真相、関係者が本誌に激白 | トップページ | フラット35扱い業者「最大手ARUHI」の場合(2)――フランチャイズの暴走?=コンプライアンス違反は脅迫・詐欺まがいの営業も »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« アクセスジャーナルが連日報じる不動産会社社長「恐喝事件」の真相、関係者が本誌に激白 | トップページ | フラット35扱い業者「最大手ARUHI」の場合(2)――フランチャイズの暴走?=コンプライアンス違反は脅迫・詐欺まがいの営業も »

内部告発・情報提供を求む

  • 内部告発・情報提供はFAX 03-5837-4872 もしくはtokyo-outlaws@nifty.comまでお願いします。本誌スタッフが取材し、記事化いたします。

Twitter@奥村順一


  • 編集長・奥村が裏情報などいろいろとつぶやきますので、よろしければフォローお願いします。
  • @TokyoOutlaws | Twitter

アウトサイダーズ・レポート


  • 「東京アウトローズ」でエナリス粉飾決算事件などを報じた半田修平が独立。「総提灯記事化」するマスメディアに対抗し、〈インサイダー〉とは一線を画した言論を展開する。
  • OUTSIDERS report

Twitter@東京アウトローズ


  • マルクス主義を標榜する編集長・奥村順一が独断で展開する「東京アウトローズ」裏バージョン。反米・日米安保粉砕。安倍極右政権打倒、沖縄辺野古新基地建設阻止、在日米軍は即時撤退せよ。多国籍企業を利する「日米FTA」交渉に断固反対。非正規労働者の党と反資本主義潮流を。体制の補完物である大手メディア批判、そして全世界で闘う人民大衆の動きにも眼を向けていきたい、と思います。私たちは独自の視点から大企業・独占資本の不正をあばく「戦闘的ゲリラ・マガジン」を目指します。
  • Twitter@東京アウトローズ

訪問者


警察権力と癒着し、事件屋・大塚万吉らと結託するアクセスジャーナル山岡俊介を徹底弾劾せよ!!


  • 本誌との「停戦合意」を一方的に破棄し、本誌編集長・奥村順一に対する言われなき誹謗中傷を繰り返すアクセスジャーナル山岡俊介を我々は断じて許すことはできない。すでに「我慢の限界」を超えている。本誌は反撃・報復する。
  • 山岡俊介「全面自供」

「原発利権」白川司郎による言論弾圧弾劾!!

「真相レポート」発刊のお知らせ


  • 「東京アウトローズ」創刊から15年。編集長・奥村順一と「財界展望」(現ZAITEN)編集部の元メンバーがここに結集し、新媒体『真相レポート』を発刊します。われわれの強みは、企業スキャンダル、経済事件などの分野で他の追随を許さない情報ネットワークと、何をも恐れない意志力にある、と自負しています。今後の展開にご期待ください。
  • http://shinsou-report.com/
2019年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

広告

無料ブログはココログ