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2019年6月17日 (月)

フラット35扱い業者「最大手ARUHI」の場合(2)――フランチャイズの暴走?=コンプライアンス違反は脅迫・詐欺まがいの営業も

Aruhi_1 (3)フランチャイズの中には反社会勢力的な威嚇・脅迫で営業し申請書類を書かせているコンプライアンス違反があるが、抑え込んでいる。これは、一気に品性が急降下する。

2つのケースを紹介しよう。

フラット35適合物件と書かれたチラシを見てマンションの購入を打診した女性は。

「この4月に東京中野区の物件(1550 万円、頭金:10 万円フラット35適合住宅、頭金のない方、アルハ゛イトの方、保証人のいない方、他に借入のある方おまとめして軽減て゛きます。必要年収210 万円以上)のチラシを見て行ってみた。

ARUHIの支店長という人も直前に現場に来ていて『フラット35審査めちゃめちゃ緩いから大丈夫。審査通らないことはめったにない。給料明細書1ヶ月て゛ローン審査通ります』 と言ったそうです。納税証明書が必要で多めに納税しても納税証明額を操作して融資金額を大きくできるとまで言っています」

不動産業者の発言はあまりに軽く、驚いたという。

「アルヒは審査通りやすくしてくれる手数料商売。数字さえ合えば銀行みたいにうるさいことは言わない。フラット35使うのはは若い人だけじゃない、少し前、60歳の方のローン審査を通したというんです。35年ローンで95歳完済の計算ですよ。『銀行なら60歳だったら退職はいつて゛すか?とか、こ゛ちゃこ゛ちゃいわれる。 フラット35は関係ない』と自慢されて、どう判断したらいいのか困りました」

結局、ルールは守っていてもモラルは不明なので丁重に断ったという。

実際には、もっと怖い目にあった人もいる。

東京在住27歳の女性の具体例をみてみよう。

「この2年ほど複数の異業種交流会、経営者セミナー、婚活パーティー等に参加していたのですが、あるセミナー、実際はマルチ商法のセミナーで『フラット35を使って儲けましょう』と講師が言ってきました。関心がなかったのですが、私に勧めてきた方は強引で複数回面会を求められて、1500万円のマンション物件をフラット35で3000万円融資を引き出して買う契約書を自書させられました」

あとで、クーリングオフは効かないと脅され、年収200万円台の女性が物件とローンを抱かされた形だけ残った。

「その場には業者とARUHIの名刺を持つ人物がいました。全員で取り囲んで、半ば脅迫的に申請書類を書かされ怖かった。私のローンは過大で36年続きますが、仲介の彼らは手数料を受け取れば、当然、手離れすることになります。」

彼女が見たARUHIの名刺にはフランチャイズ企業の名前が小さく入っており、本店・支店の社員ではないようだ。

「ARUHI本社は不正融資、あるいは不正に近いスレスレの営業を把握しているはずです。昨年末の会社説明会でCEOが『フランチャイズのオーナーは保険の代理店や不動産仲介を兼業している方が多い。どうしても不動産を売るために無理をして融資をしてしまうケースがある』そう説明しています。無理とは不正のことと受け取りました。この無理をした際どい融資は上場前からある可能性があります。コンプライアンスレッスン等でそのようなフランチャイズを排除努力してはいるものの100%はできないようだ。」

行政も国交省が住宅金融支援機構に管理を丸投げし、さらにフラット35の仲介業者へ。ARUHIのようなフラット35仲介の大手業者もさらにフランチャイズに丸投げするなら、どこにコンプライアンス、法令遵守を徹底する者がいるのだろうか?規制緩和と言うにはあまりにもルーズな構造になっているのだ。

際どい融資引き出し策は多様化していると不動産金融のアナリストは言う。

「住宅金融支援機構の審査を騙して融資を受け取ったのは顧客ですから、顧客が騙した側の輪の中に入ります。被害者であることは明確なのに、です。2018年にある業者に融資のお金を戻すようなケースも出てきています。フラット35で不正をやっているフランチャイズを見破るポイントは、申し込み金額より高額で申請することがほとんどですから、高額物件数の多いフランチャイズは不正で実績を上げている可能性がある。今の不動産投資の流行を背景に眺めると、買わせる前提にアパート・ローンで困っている人がいる。そこに『フラット35で資金繰りできる』というローン利用を勧める。不正利用ですね。

例えば、1500万円物件を3000万円融資で買えば、差額から業者のインセンティブを払い、かつ顧客はアパート・ローンに充当できる余剰ができる。悪く言えばそれをエサに困ったお客さんを釣っているんです。お話も半グレ・フランチャイズなどは仲介料をガッポリ取るんでしょうね」

フラット35の最大手の業者はARUHI。海外の投資家も魅力ある投資銘柄であると思いながら手を出しあぐねている理由の一端は、脅しなどのコンプライアンス違反のニオイがするからだとアナリストはみている。

国交省はフラット35仲介業者の中でARUHI単体に関して注目している背景は、これら海外からの声に押されてのことだろうか。

 

 

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