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2015年2月20日 (金)

【連載第2弾】  闇社会とつながる「最後の大物仕手筋」鈴木義彦、盟友・西義輝の壮絶な自死、「遺書」全文を入手

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■東京オークションハウスのオーナーだった西義輝氏が鈴木宛てに残した遺書は、全部で便箋18枚になる。
「この手紙は貴殿に私から最後の手紙であり、正しい判断をするかいなかが貴殿の人生を大きく左右する事になるだろう。なぜならば、この手紙が貴殿の手元に届くころには、私は一命を断っているからである」
「この最後の手紙は、最初の貴殿との出会いから今までのあらゆる約束事に関する貴殿のうらぎり行為を書き残すものである」

■このような書き出しで始まる18枚の遺書は、壮絶な自死をとげた西氏の覚悟を示すかのように、最後に次のような言葉で閉められていた。「先にいく 西義輝」。

■遺書の消印は平成22年2月9日だった。関係者によると、西氏は、妻の故郷だった秋田県の別邸(=写真)で同日ごろ死亡したとみられている。死亡時刻がはっきりしないのは、当時、この別邸には西氏一人のみで家族はいなかったからだ。西氏は大きな檜づくりの風呂場で溺死した状態で後日、発見されたという。しかも、その現場は普通ではなかった。否、異様とも言える光景だった。

■西氏は風呂場の浴槽で自ら足の甲に釘を打ち込み、身体が浮き上がらないようにした上で、睡眠薬を大量に飲み溺死したような状態になっていた。現場の状況から当初、「不審死」とみた秋田県警は、警視庁を通じて西氏の周辺関係者を聞き取りするなど捜査に動いたが、遺書が出てきたことから最終的には自殺として処理されたという。本誌の取材に対し、所轄署は「発表していないので、コメントできない」としている。

■西氏は、昭和31年2月17日生まれで和歌山県出身。享年53歳だった。バブル期には、高校時代に留学していたという語学力を生かし、大手商社と組んで海外の不動産開発などを手がけていたようだ。しかし、バブル崩壊とともに得意とする海外案件が激減し、国内での投資、しかも業績のかたむいた瀕死の公開企業に資金を投入するようになっていった。

■そして、西氏に暗い影を決定的に落としたのは、東京・六本木の路上でおきた銃撃事件だった。7年3月25日、暴力団関係者に腹部を短銃で2回撃たれ、西氏は都内の病院に運び込まれたが重傷。当時の報道によれば、「借金を断った」ため撃たれたとされたが、この事件によって、西氏は闇社会と何らかの関わりがあるのではないか、との見方が一部でひろがった。

■その後、西氏はしばらく表立った活動を避けるようになったが、10年に入って突如、「旧エフアール(当時、なが多)」の大株主として登場。兜町でも知られる存在になっていく。「親和銀行」事件で不正融資先として元社長・鈴木義彦が逮捕され、同社の株価が暴落するなど大きなダメージを受けた時期であったため、西氏の意図をめぐって様々な憶測を呼んだ。

■平成14年2月、ついに西氏は、志村化工に絡む相場操縦事件で東京地検特捜部に逮捕。「六本木銃撃事件」から数えて7年後のことだった。西氏がのこした鈴木宛ての遺書には、これまで明かされることのなかった当事者のみが知る「秘密」が綴られている。自殺を決意した人間にしては感情の昂ぶりはほとんどなく、一連の事実経過を淡々と記す文面になっている。しかし、そこには「強いきずなで結ばれていた」ハズの鈴木に嵌められた、西氏の無念と怨みがこもっている。鈴木に向けた次の言葉がそれを象徴している。「私の最後の忠告を理解できないのであれば、今後、貴殿はまちがいなく私よりもっと辛い、そして苦しい結末を迎えることになるだろう」(以下、次号に続く)

【参考】=前回記事

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