« 「計画倒産&営業譲渡」の食品卸大手・泉八、買収先から商標使用差止の仮処分申請、 問われる「泉八スキーム」の是非 | トップページ | 【東京アウトローズ3行情報】 「1億円レイプ恐喝未遂事件」、アクセスジャーナル山岡俊介は「虚偽の記事」を掲載した疑い濃厚に »

2014年11月17日 (月)

マザーズ上場「エナリス」、実態不明の巨額売掛金計上、重要証言で真相明らかに、発電機販売時に「発電所計画」はとん挫していた

P_name2Suoibxc02zwn5lp1416176669_141617670

■本誌は、マザーズ上場「エナリス」(社長・池田元英=写真)に対して、財務諸表の疑問点を明らかにするよう再三求めてきたが、いまだに明確な答えを得ることができていない。しかし本誌は今回、取引の内情をよく知る立場にある人物の重要証言を得ることができた。そこで、これまでの現地取材やほかの証言なども加え、一連の問題のコアとなっている「テクノ・ラボ株式会社」への巨額売掛金計上にいたる背景を解き明かしていきたい。

■話は上場前にさかのぼる。エナリスがテクノ・ラボに販売した発電機はもともと、エナリスが計画していた「茨城発電所」にあったものだ。予定されていた場所は、神栖市南浜の太平洋沿岸である(=写真)。今は見る影もないが、かつてこの地に、18台のバイオディーゼル発電機が置かれていた。この発電所計画のキーマンが、「社団法人全国発電事業推進機構」(=以下、機構)の総裁・岡登和得である。エナリスは岡登の紹介で、18台の発電機を約9億円で購入した。これがことの発端だ。

■発電所建設計画が始まった時期は平成25年初頭で、目論見書などにも記載がある通り、同年10月に運営開始の予定だった。関係者によると、エナリス側からは部長クラスと監査法人トーマツ出身の会計士が出向き、岡登と二人三脚で事業を進めていたという。ところが、東京電力への「系統連系」申し込みの交渉などが難航し、開所予定の10月を過ぎても運営を開始することができなかった。

■つまり実質的に、計画は失敗していたのである。本来であれば即座に開示すべきであるが、上場企業として船出をしてすぐ下方修正を発表するようでは、あまりにも格好がつかない――。一計を案じたエナリスは、池田社長自ら岡登に発電機の買戻しを求めた。これを引き受けた岡登は、名義上の関係会社であるテクノ・ラボに発電機18台を販売する形をとる。そして当時、資金繰りに窮していた岡登は、自分の関係会社から小切手を振出し、それをエナリスが形式的に受け取るにいたった。

■この一連の取引によって、25年12月期業績予想の売上高100億円を達することができた。エナリスは今年10月24日のIRで、「当社がテクノ・ラボ社より発電設備の購入意向を受け」たと述べている。しかしエナリスが、計画とん挫で宙に浮いた発電機の処理に困った末の依頼だった、というのが真相である。さらに、同IRは「26年5月頃テクノ・ラボ社の発電計画について実行性の疑義が生じ」た、としているが、すでにテクノ・ラボに発電機を買い戻させた段階で、「発電計画」の実行性などなく、計画そのものさえなかった疑いが強いのは、一連の経過をみれば明らかだ。

■そして、この「悲劇」は連鎖する。エナリスが購入した発電機18台のうち、3台が消失するという事態も発生しているのだ。現在、エナリスがテクノ・ラボに売った発電機を搬入し、北茨城市に計画している発電所には、現地の作業員によると15台しか残っていない。「一時期、発電機が盗まれたと騒ぎになって、警備の人間が出入りしていた」(南浜計画地周辺の企業に勤める男性)。にわかに信じがたいが、関係者によると工事を受注した業者が、不払いとなっている工事代金の代わりとして3台を持って行ってしまったのだという。

■この神栖市南浜の発電計画をめぐる禍根は、石山GatewayHoldingsとの取引に続く。エナリスは今年10月30日、石山ゲートウェイの子会社であった「株式会社SPC」から昨年12月に神栖市木崎の発電所工事請負契約を締結していたことを明らかにするとともに、代金不払いを訴因とする訴訟を提起した、と発表した。本誌の得た関係者の証言によると、このゲートウェイの工事案件も機構の岡登の紹介であるという。

■ゲートウェイもまた、岡登から発電所建設を持ち掛けられていたのだ。同社ホームページの「GW鹿島発電所株式会社 将来イメージ」に掲載されている発電所の写真は、エナリスと岡登が神栖市南浜で計画していたものである。ゲートウェイは同市木崎にて発電所計画を進めていたが当初、建設工事を請け負った機構の工事が遅延し、計画がとん挫する事態となった。そこで岡登を通じ、発電所を完成させたかったゲートウェイと、売上が欲しかったエナリスの利害が一致したというわけだ。

■エナリスは証券取引等監視委がゲートウェイを強制捜査したことを受け、「石山ゲートウェイホールディングス(株)の粉飾決算の疑いがあり、強制捜査が入ったとの報道がされておりますが、当社は一切関係はございません」と発表している。だが池田本人もゲートウェイ関係者と数回にわたり面談しており、岡登を通じて知らぬ仲ではない。今後、より詳細な裏側が裁判の中で明らかにされるだろう。

■それにしても、よくここまでシラを切り通すものだ。繰り返しになるが、エナリスは当初から「何ら懸念はございません」「一点の曇りもなくそのような懸念は一切ございません」と潔白を主張し、本誌があたかも風説の流布や「反社会的行為」をおこなっているかのように主張してきた。ところが、実際に決算発表が遅延する事態となっている。これについても、会計処理の問題を認めずに「株主の皆様にご安心いただくため」と述べていたが、欺瞞以外の何物でもない。

■すでに各方面で論じられているが、エナリスの開示の姿勢には問題がある。重要事実を東証の適時開示で出さずに、自社のニュースリリースで済まし、しかも一度発表したものを改竄している。そもそも、テクノ・ラボに対する売掛金貸倒や、茨城発電所計画のとん挫など、業績に直結する事実の開示は後出しにする一方で、大手企業との提携や実証実験など、株価にプラスの影響を与えるものは幾度も宣伝している。

■奇しくも、今年新規上場を果たし、エナリスと同じくトーマツが監査する「株式会社みんなのウェディング」で11月14日、不適切な会計処理が明らかになった。代表取締役の飯尾慶介は辞任。不正会計が明らかになった企業の社長としては、潔い対応である。それに引き替えエナリスの池田はどうか。本人が関わった案件であるのに、いまだに真相を自ら明らかにせず、往生際の悪さを露呈している。

■日本の三大監査法人のひとつであるトーマツも当然、今回の一連の問題と無関係ではない。エナリスの財務諸表に問題が生じており、問題の取引の中心にOBがいたことも分かっている。監査の適性に疑いがかけられる。また、上場前の騒動である以上、主幹事の野村證券も総括が必要であろう。もちろん、本誌の記事は、公然資料と取材に基づいた科学的なものであり、「風説の流布」と断じた池田の謝罪は必須であることも申し添える。

【本誌スタッフライター 半田修平】

« 「計画倒産&営業譲渡」の食品卸大手・泉八、買収先から商標使用差止の仮処分申請、 問われる「泉八スキーム」の是非 | トップページ | 【東京アウトローズ3行情報】 「1億円レイプ恐喝未遂事件」、アクセスジャーナル山岡俊介は「虚偽の記事」を掲載した疑い濃厚に »

コメント

1.
>.「石山ゲートウェイホールディングス(株)の粉飾決算の疑いがあり、強制捜査が入ったとの報道がされておりますが、当社は一切関係はございません」

「石山の粉飾決算とは、一切関係ございません」意味なら、問題ないのでは?

それは、似た者業界だから、一定の付き合いはあるでしょ。

2.適時開示をしていなかった点はあっても、
下記は、売上水増しに積極的関与が認められる。
同列に比較すべきか?

>3685 株式会社みんなのウェディング (Minnano Wedding Co, TYO:3685) »
みんなのウェディングが一部報道に反論、「粉飾決算」や「不正売上計上」は誤報

(11/17 16:55) みんなのウェディング は14日、同社の社長らが2014年9月のブライダル事業の売上に関して、今回見つかった「実態を伴わない売上」に関わる問題は既に2014年9月決算に反映済みであり、一部で報じられた「粉飾決算」や「不正売上計上」とする指摘は「誤報」であるとする見解を示した。

同日付けで明らかとなった「実態を伴わない売上」に関わる問題とは同社の社長らが、ライダル事業の売上未達をカバーするために社長本人が個人的に代金を支払うことで社員の親族のウェディング施行に関わる1200万円の売上高を計上したものとなる。その後、その実在性について疑義が生じたことから社内調査が進められたことにより、この親族のウェディング施行は行われてはいなかったことが判明し、会社では、当該売上高の会計処理上の修正を行ったとしている。

お見事なレポート、これじゃ降参するしかないですね。
機構の神栖市南浜合同発電所に自社発電所を建設していたとは知りませんでした。
そうなると、日本バイオマス発電から買い取った北茨城発電所はリベンジですか?

後半半分の感情的な文面がなければいいレポートだと思うのですが残念です。

東証適時開示
2014年11月20日20:00 60790 M-エナリス 第三者調査委員会の設置に関するお知らせ
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120141120083813.pdf

この際、しっかりウミを出し切ってもらいたいもの。
経理・会計が弱かったんだな。
1か月のうちに、生まれ変われれば、再出発。

設立7年目、上場2年目、150名のベンチャーとしては、
ここが踏ん張りどころ。

「田舎の鼠が都会(上場)の苦労(透明会計の履行)を知って、大飛躍の一歩となるか?」「井の中の蛙(非公開・非上場企業)が大海(市場)を知る契機となったか?」

>
平成26年11月7日に社内調査委員会を設置し、過去の取引も含め、取引に至る手続の検証と事実関係の調査を行ってまいりましたが、かかる社内調査の結果、社内の与信管理体制等の内部統制の運用状況に問題があることが明らかとなり、本取引以外にも、会計処理に疑義のある取引が存在する可能性があることが判明いたしました。
当社としては、かかる調査結果を受けて、より客観的かつ専門的な見地から、本取引およびその他の過去の会計処理に疑義の生じる可能性がある取引等についてさらに網羅的に調査を行い、事実関係を正確に把握して問題点を解明すること
が必要であると判断いたしました。そこで、当社は、本日開催の取締役会において
、当社と利害関係を有しない外部の専門家から構成される第三者調査委員会
を下記のとおり設置することを決議いたしました。

機構が木崎発電所の工事を請負。遅延頓挫したとありますが、請負はエナリスですよね。
工事未払代金請求の提訴していますから。
機構のHPには建設業許可等の情報は無いので請負したとすれば大変な問題ですよ。
キーマンの岡登と個人名をあげている以上、私は岡登という人物を良く知っていますが、機構としても岡登としても沈黙してやり過ごす性格では無いから、明日から別ステージの展開になるような気がして楽しみにしています。
悪の糾弾は徹底的にやって下さいね。
半田さん応援してますよ!

>
機構が木崎発電所の工事を請負。遅延頓挫したとありますが、請負はエナリスですよね。

エナリスは機構の下請けの立場だろ。別に悪くない。


工事未払代金請求の提訴していますから。
機構のHPには建設業許可等の情報は無いので請負したとすれば大変な問題ですよ。

機構の大変な問題というわけね?
「機構が建設業法の許可も持ってないのに建設工事請負した」
といっているわけね?
機構が悪いんだ。エナリスは、ひっかかった被害者というわけね。

>建設工事を請け負った機構の工事が遅延し、計画がとん挫する事態となった。

表現が誤解を招く書き方だと思う。

機構は合同発電所(機構の敷地で各社が独自に発電事業を行う方式の発電所)のコーディネートと敷地提供(賃貸借)だけであ。
従って「機構の工事」とは、機構の敷地上の発電事業者の工事という意味で、機構が建設請負業者となっているわけではない。
機構は自社で発電事業を行うことはない。

現在、機構の木崎発電所敷地で発電事業を行うのはGW鹿島発電所㈱で、既に発電機の設置が終わり東電との系統連系待ちである。
http://www.g-way.co.jp/?wpfb_dl=262

建設業許可は、建設工事の請負者に必要な許可である。

>この際、しっかりウミを出し切ってもらいたいもの。
> 経理・会計が弱かったんだな。

事実認識が甘い人間がいるんだなあ。

このHPで触れられているようなことが事実なら(その可能性の方が会社主張より高いと思うが)、組織ぐるみの犯行に決まっているじゃないか。

さらにM&Aで発生した20億ののれんについても続報お願いします。

■エナリスの自社北茨城発電所(茨城県北茨城市磯原町磯原889番1)は、敷地3万㎡の日本バイオマス発電㈱が所有していた15MW(発電機3台)のバイオディーゼル発電設備である。
http://www.biomass.co.jp/filename7.html
■エナリスはニュースリリースで突然自社北茨城発電所の休眠発電機1号機を稼働させたと発表した。この時に初めて北茨城発電所の存在が明らかになった。
http://www.eneres.co.jp/pr/20140808.html
■さらに次のニュースリリースで、北茨城発電所の写真を初めて公開し、この敷地内でグリーン燃料開発がエナリスから譲渡された10.5億のバイオディーゼル発電設備を稼働させる予定と発表した。
http://www.eneres.co.jp/pr/20141026.html
■この北茨城発電所の敷地は、平成26年7月17日にエナリスに所有権移転されている。

なぜこれだけの大規模な北茨城発電所(固定資産)を取得したことをIRしないのか疑問。
敷地だけでなく15MWの発電所まで取得したのなら15億円~20億円はするはずである。
エナリスIR部門に問い合わせしているが未だに回答はない。
公表できない何かがあるのか?

to とおりすがりの人:

>組織ぐるみの犯行に決まっているじゃないか。

この言い方はおかしい。自分で事実を把握しているわけでもないのに。
決まっているかどうかは、わからない。

いずれ第三者委員会報告でわかることを、決めつけるのは、
かたよりがある。偏らせたい、誘導したいX意図を持っているのでは?

即座に、第三者委員会対応を進めるエナリスの対応は、
評価できる。そこで、東京アウトの記事への回答も全て明らかになる。
自らが手を染めていれば、こう早くは対応しかねるはず。

東京アウトがこれ以上言い立てるのも、あまり意味がないのでは?

東京アウトローズに暴露されたからエナリスは今の事態になったのだと思う。
だって26年12月期の2Qまで決算通してんだから。

2014.05.28「発行価格及び売出価格等の決定に関するお知らせ」で公表された茨城と静岡のバイオディーゼル発電所は建設開始されたのか?何も発表がない。予定では建設が既に開始されている。
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1148885

このHPで触れられているようなことが事実なら、一経理担当者によるミスではなく、社長本人が関わっているわけだ。社長一人の暴走であって、組織ぐるみではないという意味の指摘であれば、確かにそんな可能性も少しだけあるかもしれんが。

to とおりすがりの人

犯罪という場合、故意か過失かが大きな問題。
社長が違法性認識を持ちながら、
故意に関与していたかどうかは、まだわからないでしょ。
の意味。

経理の仕分け勘定で、資産とするか、経費とするか、
どの会計期間に計上するかは、
技術的な問題で、かなりむつかしい点もある。
従来の経理処理で、会計士さえ間違えていた場合は、
前例踏襲で通してしまうはず。

>経理の仕分け勘定で、資産とするか、経費とするか、

テクノ・ラボの件は、自社発電設備(固定資産)を売却したことは確か。
その資産売却を特別利益計上ではなく売上計上した。

■第10期第3四半期報告書P.5の(4)主要な設備の変動「当該設備を販売目的に変更したことにより、当第3四半期連結会計期間に有形固定資産から流動資産(たな卸資産)への振替を行っております。」
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=yuho_pdf&sid=1981625
■第10期有価証券報告書P.71の「建設仮勘定の当期減少額の901,440千円は、ディーゼル発電設備の所有目的変更により、流動資産に振替えたことによるものであります。」、P.72で「売掛金 テクノ・ラボ㈱ 1,050,000千円」と売掛計上。
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=yuho_pdf&sid=2033102
■平成26年5月12日の「新株式発行及び株式の売出しに関するお知らせ」P.8の(2)前回調達資金の使途の変更「しかしながら、調達した資金の使途計画のうち、ディーゼル発電設備の建設については、当該設備仕様の見直しにより設備自体を外部に売却したため、」
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1148885


テクノ・ラボの件は、自社発電設備(固定資産)を売却したことは確か。
その資産売却を特別利益計上ではなく売上計上した。

■第10期第3四半期報告書P.5の(4)主要な設備の変動「当該設備を販売目的に変更したことにより、当第3四半期連結会計期間に有形固定資産から流動資産(たな卸資産)への振替を行っております。
------------------------------
事業会社が、その事業の範囲で、売却可能な製品(流動資産)を
自社設備に使用していた場合(有形固定資産)、
それを、売りに出す処理(振替)をしたのだから、
正当な開示手続きを踏めば問題ないのでは?
売掛計上しても問題ないはず。

エナリスの場合は、事業範囲だから、そのような販売行為も事業として
可能なはず。その点は、なんら問題ないのでは?
譲渡益だけ、特別利益として計上しなければならないことはないはず。
売掛計上も可能なはず。

問題は、与信管理や、適宜開示に問題があったという認識ですが?

>事業会社が、その事業の範囲で、売却可能な製品(流動資産)を
>自社設備に使用していた場合(有形固定資産)、
>それを、売りに出す処理(振替)をしたのだから、
>正当な開示手続きを踏めば問題ないのでは?
>売掛計上しても問題ないはず。

神栖市南浜発電所は、エナリス初の自社バイオディーゼル発電事業として新規に設備投資(9億円)したものである。
これは、IPO時の有価証券届出書のP.52で報告されている。
http://resource.ufocatch.com/pdf/edinet/ED2013090200190

ところが、東京アウトローズの記事によれば、東電との系統連系交渉が発電開始時期(平成25年10月)までに間に合わず不調に終わったために、発電事業自体をあっさり断念したエナリスは、9億円もの設備を抱えその処分に困った。そこで急きょ設備を全国発電事業推進機構に買取請求し、同機構の関係会社であるテクノ・ラボに売却したということである。(平成25年12月末時点)

だから、もともとは自社発電事業用に設備投資(有形固定資産)したが、計画の甘さから発電事業がとん挫したために、設備投資した発電設備(固定資産)を保有目的を変更(流動資産即ち棚卸資産に振替え)して販売用在庫に一旦振替え、その後に販売先を見つけてテクノ・ラボに製品として販売したことになる。
最初から販売用に調達した発電設備(棚卸資産)ではないということである。事業がとん挫したための処分目的であった。

この保有目的の変更に果たして合理性があるのか否かである。
系統連系については特高連系になるので少なくとも1年半~2年以上前に東電に申込みをしていなければ連系はできない。前もって準備し東電と密に打合せ・調整していたのか大いに疑問がある。十分検討せずに、思いつきで発電事業を始めたきらいが否めない。

このように簡単に諦めて資産を処分するようでは、当初計画の神栖市南浜バイオディーゼル発電事業自体に実効性の疑義が出てくるであろう。しかもこの事業断念は、一切ステークホルダーにアナウンスしていない。

そしてこりもせず、200億円もの投資をする新たなバイオディーゼル発電事業をぶち上げているのである。
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1148888
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1148885

【トーマツ「販売用不動産等及び固定資産の保有目的変更に関する会計処理」】
http://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/real-estate/articles/re/realestate-fixed-asset.html

>だから、もともとは自社発電事業用に設備投資(有形固定資産)したが、...設備投資した発電設備(固定資産)を保有目的を変更(流動資産即ち棚卸資産に振替え)して販売用在庫に一旦振替え、その後に販売先を見つけてテクノ・ラボに製品として販売したことになる。
最初から販売用に調達した発電設備(棚卸資産)ではないということである。事業がとん挫したための処分目的であった。

この保有目的の変更に果たして合理性があるのか否かである。
----------------------------

自社の定款で定める事業目的の範囲の販売であって、
売れるものが売却資産としてあれば、販売すればよいのであって、
それを売らない方が、非合理。
振替処理自体は公表してやっているから、
その点問題ない。

その振替処理を会計士が認めているんでしょ。

>振替処理自体は公表してやっているから、
>その点問題ない。

>その振替処理を会計士が認めているんでしょ。

9億円もの固定資産の売却、なぜ東証適時開示しないのか?
純資産の30%以上の固定資産売却は東証適時開示義務がある。
(平成25年10月8日IPO時点の平成25年12月期第2四半期財務諸表で、純資産1,057百万円の9割近い901百万円が発電所の建設仮勘定で計上)
IPO後の平成25年12月末の資産の振替処理が問題なのではない。
神栖市南浜発電所の発電事業は、IPO時の有価証券届出書のP.52で報告されている。
その設備(固定資産)の目的変更による売却で、しかもIPO時にアナウンスしていた発電事業の廃止である。
まぁ、IPO時に投資家にアナウンスした発電事業が「すいません、とん挫しました」とは恥ずかしくて株主に報告できないことは確かだが。


9億円もの固定資産の売却、なぜ東証適時開示しないのか?
純資産の30%以上の固定資産売却は東証適時開示義務がある。

本件、確かに適時開示義務違反はあったでしょう・

しかし、下記のように、純資産が、毎年2倍、3倍と
拡大している会社(既に、9億円は10%未満)。
違反は違反であるが、その業績拡大状況からすると、

今時点であれば、報告不要の額。

「これを細かく、指摘者のように大悪と評価するか。
「謝罪出直しで可(小悪)」と評価するかは、また別」
と考えますが。
--------------------------------
2014年第11期は、純資産95億円越えは確実(26年12月期第2四半期 9,524)。
             
純資産推移(エナリスHP)
第8期 2011.12   333,700
第9期 2012.12   761,424
第10期 2013.12 2,642,814

固定資産の売却をアナウンスしなかったことが悪ではなく、当初発表した茨城発電所(神栖市南浜)が杜撰な発電事業計画(平成25年4月着工-平成25年10月完了)により失敗して資産処分したことをアナウンスしなかったことである。
発電事業計画の失敗こそ重要なのである。1年足らずで9MWの特高連系ができるわけない。電力事業を知らな過ぎる。
(IPO時の有価証券届出書P.52:http://resource.ufocatch.com/pdf/edinet/ED2013090200190)

エナリスがそれほど知らなかったのか?
他に、問題があったのか?
この点は今後明らかになるでしょう。

としても、今回を経験値にすればよいわけで、
すでに、10%未満の問題。

>犯罪という場合、故意か過失かが大きな問題。
>社長が違法性認識を持ちながら、
>故意に関与していたかどうかは、まだわからないでしょ。
>の意味。

このHPでは、エナリスは自社の発電計画の頓挫を取り繕うため、ペーパーカンパニーであるテクノラボに売却したよう仮装したと指摘している訳で、これが事実なら社長が違法性を認識していないなんてことあるのかな?

私はこの事件の事実関係は分からないし、それに対して断じてもいない。事実なら悪質だという意味だな。

>このHPでは、エナリスは自社の発電計画の頓挫を取り繕うため、
>ペーパーカンパニーであるテクノラボに売却したよう仮装したと指摘している訳で、

この指摘に会社は反論している。新たな買い手を見つけて、
そこから12月末に入金されるという会社の回答。
仮装はしていない。

>組織ぐるみの犯行に決まっているじゃないか。

これ断じてないのかな?

>>組織ぐるみの犯行に決まっているじゃないか。

>これ断じてないのかな?

その言葉の前に「このHPで触れられているようなことが事実なら」と書いているじゃない。HPでで触れられているようなことが事実であって、かつ、組織ぐるみの犯行でないケースってあるのかな?

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/130981/60668871

この記事へのトラックバック一覧です: マザーズ上場「エナリス」、実態不明の巨額売掛金計上、重要証言で真相明らかに、発電機販売時に「発電所計画」はとん挫していた:

« 「計画倒産&営業譲渡」の食品卸大手・泉八、買収先から商標使用差止の仮処分申請、 問われる「泉八スキーム」の是非 | トップページ | 【東京アウトローズ3行情報】 「1億円レイプ恐喝未遂事件」、アクセスジャーナル山岡俊介は「虚偽の記事」を掲載した疑い濃厚に »

「真相レポート」発刊のお知らせ


  • 「東京アウトローズ」創刊から15年。編集長・奥村順一と「財界展望」(現ZAITEN)編集部の元メンバーがここに結集し、新媒体『真相レポート』を発刊します。われわれの強みは、企業スキャンダル、経済事件などの分野で他の追随を許さない情報ネットワークと、何をも恐れない意志力にある、と自負しています。今後の展開にご期待ください。
  • http://shinsou-report.com/

Twitter@奥村順一


  • 編集長・奥村が裏情報などいろいろとつぶやきますので、よろしければフォローお願いします。
  • @TokyoOutlaws | Twitter

内部告発・情報提供を求む

  • 内部告発・情報提供はFAX 03-5837-4872 もしくはtokyo-outlaws@nifty.comまでお願いします。本誌スタッフが取材し、記事化いたします。

アウトサイダーズ・レポート


  • 「東京アウトローズ」でエナリス粉飾決算事件などを報じた半田修平が独立。「総提灯記事化」するマスメディアに対抗し、〈インサイダー〉とは一線を画した言論を展開する。
  • OUTSIDERS report

Twitter@東京アウトローズ


  • マルクス主義を標榜する編集長・奥村順一が独断で展開する「東京アウトローズ」裏バージョン。反米・日米安保粉砕。安倍極右政権打倒、沖縄辺野古新基地建設阻止、在日米軍は即時撤退せよ。多国籍企業を利する「日米FTA」交渉に断固反対。非正規労働者の党と反資本主義潮流を。体制の補完物である大手メディア批判、そして全世界で闘う人民大衆の動きにも眼を向けていきたい、と思います。私たちは独自の視点から大企業・独占資本の不正をあばく「戦闘的ゲリラ・マガジン」を目指します。
  • Twitter@東京アウトローズ

訪問者


「原発利権」白川司郎による言論弾圧弾劾!!

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

広告

無料ブログはココログ