« ブラックライター山岡俊介に「公開質問状」を送付、「INAX」信用毀損事件で | トップページ | 【東京アウトローズ一行情報】部数低迷の「週刊ポスト」、編集長などの人事を大幅刷新へ »

2010年4月20日 (火)

【真相レポート】本社ビル売却リスト流出!加速度を増すサラ金「武富士」の迷走、ローン債権売却の「驚愕実態」

Takefuji3_2672_2サラ金「武富士」(清川昭社長)が混迷を深めている。同社は現在、社債償還のため、ローン債権と不動産の売却で資金を捻出しようとしているが、そのほとんどが宙に浮いてしまい、気の毒なほど迷走を続けている。

「所有不動産は全国で28件。そのうち11物件の売却パターンと、8物件の売却パターンが提示されている。言わばバルクセールのような形で、清川社長らの意中の企業しか入札に参加できず、『物件に瑕疵があった場合、一切、関知しない』という契約にもサインしなければならない、という代物です」(幹部社員)

もちろん、武富士サイドは、入札者や価格を外部に提示する気など最初からなく、公開性を欠く不透明なもので、後々、問題になることは必至だ。

過払い対象の債権含めて売却狙う

武富士は3月23日、ローン債権を売却するとして価格提示の入札を行ったが、決定に至っていない。前出の幹部社員は次のようにいう。
「こんなものは入札とは言えません。134億円の債権を売却しようとして、価格提示させたのですが、そのうち90億円分は過払い対象債権を含んだままだった。過払いごと買ってくれるところを優先する、ということでしたが、こんな虫のいい話はなく、社内も唖然となりました」

このように、武富士の債権売却は宙に浮くばかり。入札企業が降りたのか、それとも武富士が外したのかは不明だが、債権売却はことごとくうまくいっていない。にわかな資金づくりのため、入札企業から足元を見られているという側面もあるが、そのドタバタぶりは同社経営陣の手腕のなさを露呈したもの、と言わざるを得ない。

朝日に載った「清川社長インタビュー」の真相

4月15日、「朝日新聞」に掲載された清川社長のインタビューは、武富士には資金があるという内容だ。6月末には資金準備が必要だが、3月末の預金は600億円弱で、ほかにも合計150億円程度の新規資金調達のメドをつけており、「準備は大体できた」というもの。

この発言の裏づけは、外資から価格提示があったからである。その外資とは、カーバル・インベスターズ・ピーティーイーリミテッド(以下、カーバルに略)。アメリカの農産物貿易商社カーギルの金融部門から分かれた企業の日本支社である。不動産投資と不良債権の処理などを主な事業としている会社だ。

カーバルに詳しいファンド関係者は次のようにいう。
「カーバルは、焦げ付きも含むバルクで4000億円の債権を、150億円で買収する価格提示をしましたが、決定には至っていません。降りたのか、外されたのかも不明です。しかし、朝日のインタビューでは、カーバルからの150億円を根拠に準備資金はあるという印象でした。せいぜい100億円と武富士社内で評価されていた債権が、150億円という価格提示だったこと自体、不思議だ。しかも、メディアに出たその日のうちに、白紙の状態に戻り、資金の準備ができたという話だけが一人歩きしている」

売却不動産の一部に暴力団関連企業が入居

冒頭の武富士幹部社員は、不動産売却について次のように明かす。
「不動産を担保にお金を借りる段階はとうに過ぎた。まるで会社整理に入ったかのように不動産、債権を売却しようとしています。4月2日の役員会で、武井健晃副社長は、不動産売却に最終的なゴーサインを出しています」

今回、本誌は不動産リストの一部(=写真)を入手した。入札に参加できるのは5、6社に限られ、4月19-26日に価格提示が行われる。ある外資系関係者は次のようにいう。

「売却パターンは、11物件もしくは8物件のバルクセールと思ってよい。そのいずれのパターンにも、新宿の本社ビルが入っている。さらに、投資前調査で判明していることだが、ある指定暴力団の関連企業事務所が入居する問題物件も含まれている」

こうした武富士の本社ビル売却は、同社が広報している今年10月の「融資再開」と矛盾する。今後の営業再開に疑問符がつくのは当然であり、さらに売却不動産の中に暴力団絡みの物件が含まれているとすれば、コンプライアンス上の問題も発生する。

不動産売却に関しては、創業一族の武井健晃副社長が仕切り、入札も清川社長らの意中企業に限られているという。しかも、前述したように、入札に参加する企業でさえ、「瑕疵があっても一切、関知しない」という条件をのむ契約書にサインしなければならない。

迷走に次ぐ迷走を続けるサラ金「武富士」。すでに、日本企業はどこも見向きもせず、外資系のハイエナが喰らいついて離れない「瀕死の巨象」のような姿、これが今の武富士の実態である。19日から26日に行われる、本社ビル売却などの入札も、そのほとんどが外資系だという。

« ブラックライター山岡俊介に「公開質問状」を送付、「INAX」信用毀損事件で | トップページ | 【東京アウトローズ一行情報】部数低迷の「週刊ポスト」、編集長などの人事を大幅刷新へ »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/130981/48136286

この記事へのトラックバック一覧です: 【真相レポート】本社ビル売却リスト流出!加速度を増すサラ金「武富士」の迷走、ローン債権売却の「驚愕実態」:

« ブラックライター山岡俊介に「公開質問状」を送付、「INAX」信用毀損事件で | トップページ | 【東京アウトローズ一行情報】部数低迷の「週刊ポスト」、編集長などの人事を大幅刷新へ »

「真相レポート」発刊のお知らせ


  • 「東京アウトローズ」創刊から15年。編集長・奥村順一と「財界展望」(現ZAITEN)編集部の元メンバーがここに結集し、新媒体『真相レポート』を発刊します。われわれの強みは、企業スキャンダル、経済事件などの分野で他の追随を許さない情報ネットワークと、何をも恐れない意志力にある、と自負しています。今後の展開にご期待ください。
  • http://shinsou-report.com/

Twitter@奥村順一


  • 編集長・奥村が裏情報などいろいろとつぶやきますので、よろしければフォローお願いします。
  • @TokyoOutlaws | Twitter

内部告発・情報提供を求む

  • 内部告発・情報提供はFAX 03-5837-4872 もしくはtokyo-outlaws@nifty.comまでお願いします。本誌スタッフが取材し、記事化いたします。

アウトサイダーズ・レポート


  • 「東京アウトローズ」でエナリス粉飾決算事件などを報じた半田修平が独立。「総提灯記事化」するマスメディアに対抗し、〈インサイダー〉とは一線を画した言論を展開する。
  • OUTSIDERS report

Twitter@東京アウトローズ


  • マルクス主義を標榜する編集長・奥村順一が独断で展開する「東京アウトローズ」裏バージョン。反米・日米安保粉砕。安倍極右政権打倒、沖縄辺野古新基地建設阻止、在日米軍は即時撤退せよ。多国籍企業を利する「日米FTA」交渉に断固反対。非正規労働者の党と反資本主義潮流を。体制の補完物である大手メディア批判、そして全世界で闘う人民大衆の動きにも眼を向けていきたい、と思います。私たちは独自の視点から大企業・独占資本の不正をあばく「戦闘的ゲリラ・マガジン」を目指します。
  • Twitter@東京アウトローズ

訪問者


「原発利権」白川司郎による言論弾圧弾劾!!

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

広告

無料ブログはココログ