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2010年4月 1日 (木)

【真相レポート】「沈没船引き揚げ」ファンドRST、「組織犯罪処罰法」で17人が逮捕された「リッチランド事件」の残党だった

650日本初の「沈没船引き揚げ」ファンド会社、「RST」(東京都・港区、山本健二社長)に、金融庁が2月1日から2ヶ月間の業務停止命令を下したことについては既に複数のマスコミによって報じられているが、行政処分が解けようとする3月末日を目前とした3月28日、産経新聞(=写真)が「投資家の夢乗せた『お宝沈没船』ファンド座礁 業務停止命令で事業の行方は?」と題する記事を掲載し、同社に向けられた疑惑について改めて報じている。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/373789/

同社は、大航海時代に世界中で沈没した船を引き揚げ事業に投資し、積んでいた「お宝」を回収、配当に回すという「サルベージファンド」を運営。しかし、2007年3月から08年3月までに南米・エクアドル沖に沈む「カピターナ号」を引き揚げる予定だった「エクアドルプロジェクト」で顧客400名から約8億円を集めたものの、一部が使途不明。さらには、収益が上がっていないのに配当を行っており、実質上の自転車操業状態にあったとして、金融商品取引法に基づき2ヶ月間の業務停止命令を受けている。

同社の疑惑については、行政処分を報じる形で主要紙が記事を掲載。また、「アクセスジャーナル」が3月4日付で、「金融庁が業務停止命令を出した『沈没船引き揚げファンド』オーナーの過去」という記事で触れている。しかし、どの記事も金融庁の検査の結果に沿った形でしか報じておらず、またアクセスジャーナルが報じている内容は、2チャンネルなどに書き込まれた情報に、新聞検索で引っ張ってきたものを加えた域を出ていない。

そこで、これまで全く触れられていない同社の事情について関係者の証言で補足しておこう。

まず、RSTのオーナーについてアクセスジャーナルは、同じビルに入居する投資・経営コンサルタント会社「コスモ総合研究所」の代表である「清武徹」という人物だとして、同氏の名刺画像をアップ。さらにこの清武氏は、一都五県で暴力団幹部らが殺人や強盗などを繰り返していたとされる「警視庁指定123号事件」の一味だとして、逮捕当時の新聞記事を引用している。

これについてRST関係者が解説する。
「清武氏は表に出るわけにいかないので、コスモ総合研究所の代表もまったくの別人。ただ両社が現在、清武氏の会社である点は間違いない。同じビルに入居しているのも、コスモが入居するビルにRSTが後から入ってきたからだ。清武氏が『顧問』の肩書で影のオーナーだということは関係者の間では周知の事実。ネットで既に『123号事件』のことは書き込まれていたし、出資者の間で同氏の過去について関連記事が出回るということもあった」

さらにまったく触れられていないのは、08年9月1日に解任された松田昌孝志前社長について。実は、この松田前社長こそRSTを立ち上げ、「沈没船の引き揚げ」で金を集めたキーマンなのだ。

Sn3j0024前出・産経記事では、次のように報じている箇所もある。
「ただ、国内では平成19年に詐欺容疑で摘発された健康食品会社が『財宝を積んだ沈没船の引き揚げに投資する』という架空話で投資家から1億円をだまし取ったとして摘発された事件もあり、海外投資の恐ろしさも指摘されている」

同じ沈没船引き揚げ事業を謳って摘発された前例を出して、警鐘を鳴らしているわけだが、同記事の事件とは、「預けた金が1年で2倍になる」として、07年1月に全国の投資家1万人から約500億円を集めたとして佐伯万寿夫会長ら17人が逮捕された「リッチランド事件」を指す(佐伯元会長には08年2月に組織的犯罪処罰法違反で懲役9年の実刑判決)。

そして、この松田氏こそ、リッチランドの残党なのだ。リッチランドがカネ集めの材料として謳っていたのが、「沈没船の引き揚げ」事業だった。そして、RST社が行うサルベージ投資事業をそもそも手掛けたのが松田氏だったのだ。

再びRST社関係者の解説。
「松田氏は九州地区でリッチランドの会員集めをやっていた。が、上(=会社側)から離れるようになり、下(=会員側)からは『金を返せ』と突き上げを食らった。この突き上げの過程で清武氏と知り合い、『現在、他の沈没船引き揚げ事業をやっている』という説明に、清武氏もそれならという形で加わるようになった」

リッチランドは、08年に事件化した「ワールドオーシャンファーム」(被害総額約850億円)、09年の「L&G」(同1260億円)と同様、カネを出資するだけで短期で倍になるというマネーゲーム商法で、事業の実態はなかった。

そのリッチランドのサルベージ事業で「広告塔」になっていたのが、マイケル・ハッチャーという世界的に有名なトレジャー・ハンター。一方、松田氏がRSTで新たに行おうとしていたのは、やはり世界的に有名な海洋考古学者のロバート・マークスとの提携。このサルベージ資金を、幅広く一般人から匿名組合方式で出資を仰ぐというものだった。つまり、リッチランドに身を置きながら、これをヒントに、リッチランドでは架空だった事業に改良を加え、第二種金融商品取引業の登録という金融庁の「看板」で金集めをしようというものだった。

ところが、ロバート・マークスがサルベージに成功する可能性が高いと見込んだエクアドル沖合での引き揚げは、当時の大統領が代わって引き揚げ禁止の法律が成立し、あえなく頓挫。「事業継続が困難」として契約を打ち切り、ファンドの清算を行わざるを得なくなった。

ところが、金融庁が出資金の使途を検証したところ、RSTが松田氏に仮払経費の名目で支払った約1億5000万円を、松田氏から得た「エクアドル事業権利」で相殺したものの、売買契約書の書面が存在せず、その取得金額算出の根拠が不明朗だったことなどから金融庁処分が下され、同社の資金管理のズサンさが明るみとなる。

だが、これも前出関係者の解説によると、
「松田氏は昔の人脈を通じて関西・九州地方の出資者を集めたが、所詮はマルチ上がり、明文化はされていないものの、その時の都合で紹介マージンを払うような形で出資者集めを行った。そのマージンが1億5000万円の仮払経費に含まれているのだろう。もともとは松田氏の個人事業みたいなものだったので、金に関してはまさにドンブリ勘定。松田氏は過去、何度も結婚して奥さんがたくさんいるから、そっちの方にも金は消えていったんじゃないかな。ファンドは清算するが、果たして何にいくら使って何にいくら消えたのか」というのが実情のようだ。

事実、松田氏が社長時代に行った都内ホテルでの事業説明会では、タダで豪勢な食事が出るということもあって、マルチ好きの金持ち主婦が数多く参加。「楽天」野村監督(=当時)の奥さんの沙知代夫人や歌手の畠山みどりなど、金融商品を販売する会社の説明会とは思えない、むしろマルチ商法のセミナーに似つかわしい顔ぶれが揃うこともあった。

結局、松田氏はエクアドルプロジェクト失敗の責任を取るということで解任される。ところがこれも、「松田氏は『お払い箱』にされたということで開き直れるし、会社は松田が失敗したからと言い逃れができる。要は、清原氏は『第二種金融商品取引業』の看板で商売をしたいだけ。だから、双方にとって都合がいい」(同前)というのが本音だという。

(フリージャーナリスト・重信悟)

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コメント

おっしゃる通り
このRSTはリッチランドの残党でリッチ時代に海外担当をしていた
コリン・シェパードと、沖賢治の絡んだRSOの国内エージェントとして、やはりリッチランドの九州地区営業担当の松田が作った企業
リッチの時に海外を担当していたもう一人のスティーブハギンスはTsiインターナショナルの社長となって相変わらずカナダの土地投資でお金を集めまくっています
彼らは海外担当のため日本で逮捕者続出した時につかまらなかった口ですが…
不思議なのは佐伯会長の右腕だった沖がつかまらずに、リッチの時に海外に飛ばしたお金で悠々自適に生活していることですね

私は被害者の一人なのだが泣き寝入りするしか方法がないのだろうか?まだRSTが休眠する前に弁護士に相談したが難しいと芋ひかれた。。・・・出資金を取り返す何か良い方法があるのであれば教えて欲しいのだが

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