« 2010年2月 | トップページ | 2010年4月 »

2010年3月

2010年3月31日 (水)

【東京アウトローズ一行情報】副幹事長に昇格の民主党・辻恵衆院議員、六本木TSKビルとは別の事件物件にも手を染めていた

Tuzi2_2■本誌既報のように、事件物件として有名な東京・六本木のTSKビルに絡む「供託金問題」で、大阪の金融会社から訴えられている民主党・辻恵衆院議員(大阪17区)。同氏は先頃、いわゆる「生方解任」騒動のどさくさに紛れて副幹事長に昇格した。しかし、弁護士でもある同氏が手掛ける裁判には、首を傾げざるを得ないものも多い。■TSKビルとは別に、一部不動産業界関係者の間で知られる東京・虎ノ門の事件物件にも登場するのだ。その関係者によれば、同物件は現在、「東証マザーズの不動産会社と、いわく付きの会社社長との間でトラブルがあり、裁判沙汰になっています。実は、この社長側の弁護士も辻なんです」という。どうやら辻副幹事長は、好んで金絡みの事件物を手掛けてきた裏面を持っているようだ。

【本誌参考記事】
民主党・辻恵代議士、TSKビルに絡む「供託金問題」で再び訴えられる
http://outlaws.air-nifty.com/news/2010/02/post-5569.html

2010年3月30日 (火)

【東京アウトローズ一行情報】「亡霊・加藤暠」の名が一部株式市場で流布

■かつての大物仕手筋・加藤暠氏(旧誠備、泰山)の名が再び、一部兜町筋で流布されている。いわゆる「K銘柄」として取り沙汰されているのは、工作機械メーカー「T」、楽器メーカー「K」、自動車機器メーカー「K」などだが、重い病とされてきた加藤氏本人が直接関与しているのか、その実態は不明だ。

【注目記事】ベルダ4月号『金融ジャーナリスト匿名座談会』、会期中に金融庁内でカラオケパーティー

649_2会員制情報誌「ベルダ」4月号の匿名座談会『金融庁「無能行政」のツケ』(=写真)が面白い。金融庁全体の緩みきった体制を次のように暴露している。

 金融分野も悲惨だ。亀井静香大臣、大塚耕平副大臣、田村謙治政務官の金融庁政務三役は、大バカトリオと言われ始めた。亀井氏は相変わらずダーティーだし、大塚氏は自分が優秀であるというイメージづくりに躍起となり、田村氏は六本木などでの飲み会に熱心だ(笑)。どうしたら、こんな三人が揃うのかと不思議なほどだよ。
 その下に、やる気のない金融庁の役人たちがはいつくばっている。「政治主導ですから」と、すべてが受け身。金融庁に限ったことではないけど、今の役人は仕事が楽でしょうがないだろう。
 そういえば一カ月ほど前、金融庁では政務三役が若手官僚をねぎらう懇親会が開かれた。夕方、会議室パーティーをやったわけだ。なんとカラオケセットまで持ち込まれ、亀井氏と大塚氏、そして三国谷勝範・金融庁長官が、それぞれ一曲披露したらしい。
 金融庁は、休憩室での職員の不倫が発覚したばかりだろうに。なんとも緩みきっている。懇親会はいいとしても、経済がこれほど大変な状況下で、しかも重要法案が目白押しの国会会期中にカラオケはないだろう。
 大手マスコミの記者たちも招待されたようだが、参加した一人は「これはまずい」と思って、途中で帰ったそうだ。それが常識というものだろう。>

同座談会では、このほか6月から完全施行される「改正貸金業法」を取り上げ、「総量規制」に絡む「例外」規定が今後、続出する可能性を指摘。サラ金業界をバックとする個人信用情報機関JICCの「コード71問題」(過払利息返還請求の有無を情報コードとして登録してきたことを指す)にも触れている。詳細はベルダ4月号をご覧いただきたい。

2010年3月29日 (月)

【東京アウトローズ一行情報】テレビCMでお馴染みの一戸建て住宅販売会社T社に「融通手形」の噂

■未上場ながら3000人を超える従業員を抱える、一戸建て住宅販売会社T社(本社・東京)も、グループ子会社との融通手形による資金繰りの噂があり、経営は相当厳しい模様だ。

【東京アウトローズ一行情報】ジャスダック上場の新興不動産会社P社、深刻な経営危機に

■ここに来て不動産業界が「二番底」を再び探る展開となり、さらに不況感が増している。一時帰休と人員削減を最近発表した新興不動産会社P社(ジャスダック上場)も、資金繰り悪化で深刻な経営危機に陥っている模様だ。

2010年3月27日 (土)

カタログ通販大手「ベルーナ」、社費で愛人を囲おうとしたオーナー社長「安野清」氏の「愚劣」

Yasuno_2648婦人衣料のカタログ通販などで年商1000億円を超える「ベルーナ」(本社・埼玉県上尾市、東証1部)。そのオーナー社長、安野清氏(=左写真)にとんでもない「セクハラ疑惑」が持ち上がっている。

実は、安野氏はまったく畑違いの不動産事業にも手を出し、「フレンドステージ」という会社でホテル・旅館などを運営している。この会社の社長も安野氏で、旅館の女将として個人的にスカウトしてきたOさん(=右写真)との間で現在、泥沼のようなトラブルがおきている。

本誌の取材に応じたOさんによれば、安野氏と出会ったのは今から9年ほど前。銀座の高級クラブ「R」でのことだった。その後、客とホステスという関係は続くが、そこは銀座の世界、それ以上のことはなかったという。

ところが、08年も年の瀬がおし迫った時期、久々に会った安野氏から「今度、うちの旅館を一緒に見に行かないか」と誘われる。この時、Oさんは曖昧な返事をしておいたが、その後、安野氏から「一緒に行きたい。7年間の育てた果実はみのるかな?副支配人兼おかみでもやってもらったら面白いね」などと誘いのメールが頻繁にくるようになったという。

そして、Oさんは翌09年2月、岩手県にあるこの旅館を安野氏と見に行くことになる。ただ、他の知人男性1人も一緒であったため、Oさんは一人で部屋に泊まり、安野氏との間には何事もおこらなかった。しかし、安野氏から次のような甘い言葉があったという。
「旅館の採算ラインは年間5億円。R子さん(=源氏名)に来てもらって、例えば6億円の売上になったら、利益を2人で折半しよう」

それまで態度を決めかねていたOさんの背中を、こうして安野氏は言葉巧みに押していた。「2、3年頑張れば、本当になるかもしれない、やってみよう、と気持ちが傾きました。この甘い言葉に私はすっかり騙されてしまったんです」とOさんは苦笑する。

3月中旬、安野氏から再び誘いがある。「女将として見ておいた方がいい」、と東伊豆の有名旅館「G」の「視察旅行」に2人は出掛けているが、案の定、今度は一部屋しか予約は入っていなかったという。「もう社長はヤル気満々で、わたしも正直、覚悟を決めました。もしそこで断ったら、すでにお店も辞めて岩手の方に引越しの準備を少しづつしていたのに、何を言われるか分かりません。もう諦めるしかない、という気持ちでした」

こうして0さんは4月下旬、東京から岩手に住所を移し、フレンドステージに入社。旅館で女将として働くようになる。実は、この直前に、安野氏はOさんを「視察旅行」に再び誘っている。今度は軽井沢のH旅館だ。「もう同じ部屋だと本当に嫌だったので、私は睡眠薬を持っていきました。そして食事の時にわざと多めにお酒を飲みました。社長がお風呂に入っている隙に、私はその睡眠薬を飲み、何もされないように寝てしまったんです。それでも翌朝、社長は体を求めてきたので、朝からそんな恥ずかしいことはできない、と言い訳して逃れました」

しかし、その後も安野氏は「視察旅行」と称して、暗に関係を迫るようなメールを何度も送りつけている。Oさんは最初のうち、曖昧な言葉で受け流していたが、その執拗さに嫌気がさし、返信もしなくなったという。そして安野氏の態度が急変したのが昨年12月。それまでの絵文字混じりのメールと打って変わって、事務的な詰問調のメールが1通送付されてきた。「みんなとの信頼関係をどう築くか、信頼関係を築くには勤怠も自己犠牲も必要です」「女将としてやるなら女将としての自覚と責任と結果を果たす事ですよね」などといった内容が書き連ねられていたという。

200807010これを契機にOさんの労働条件はどんどん変更されていく。それは明らかなイヤガラセで、安野氏の指示だった、とOさんは訴えている。今年2月下旬には安野氏が、東京本社から幹部たちを引き連れて、全員でOさんに辞めるよう迫ったという。

しかし、一連の経緯から明らかなように、安野氏は社長という強い立場を利用し、社費で愛人を囲おうとした、としか思えない。それが拒否されたと知るや、急に態度を変え、今度はOさんを切って捨てようとする。なんとも愚劣な行為だ。

周知のように、ベルーナは08年7月、展示会販売事業への行政処分を受け、さらに09年5月には、障害者団体向け割引郵便制度を悪用してダイレクトメール1379万通以上を発送していた事実が発覚。そのため同社はコンプライアンス体制の強化を対外的に公表していた。しかし、安野社長ご自身の「コンプライアンス」がどうやら先決のようである。

2010年3月26日 (金)

【東京アウトローズ一行情報】大証2部「塩見ホールディングス」、差押のSFCG保有分800万株が公売中止に

645646■大証2部上場の建設設計会社「塩見ホールディングス」(塩見信孝社長)。周知のように同社は、昨年破綻したSFCGが約870万株(32%=09年2月時点)を保有する大株主。しかし、SFCG側が税金を滞納していたことなどから、この800万株余りの塩見HD株は現在、東京都に差し押さえられている。関係者によれば、「年度末までに、東京都の主税局徴収部機動整理課が800万株を公売する方向で調整していたが、結局最後まで手を上げる者がおらず、公売は中止に追い込まれた。しばらく、この問題は迷走を続けるだろう」という。

2010年3月25日 (木)

【ビデオ】23日、フランスでも80万人規模の24時間ゼネスト



「仏でゼネスト、交通混乱=失業増や年金改革案に反発」
【パリ時事】フランス各地で23日、失業者急増に抗議するとともに、サルコジ大統領の公約の年金制度改革案に反対する24時間のゼネストが行われ、交通機関などに混乱が生じた。主要労組の呼び掛けによる大規模ストは昨年10月以来、半年ぶり。地域圏議会選挙で惨敗したばかりの右派サルコジ政権に雇用確保や社会保障の重視を求め、さらに圧力を掛けるのが狙いだ。(2010/03/23-18:41)

【真相レポート】「サンドリンガム」問題が思わぬ所に「飛び火」、サラ金「武富士」に顧問格で迎えられていた川島亮太郎氏が追放に、清川昭社長の圧力か

Takefuji_2Kiyokawa 経営危機のサラ金「武富士」は現在、三つ巴の内紛状態に陥っている。同社の社長は野村証券出身の清川昭氏(=写真)だが、創業者の武井一族との間で対立が激化。そこに中堅クラスのプロパー社員グループが加わり、内紛を繰り広げているというのだ。ちなみに、同社副社長は、故武井保雄氏の次男・健晃氏である。

「社内は清川派と健晃派、中堅社員グループの3派に分かれている。しかし、中堅社員グループはこの間の内紛に嫌気がさし、辞めていった人間も多い。その間隙をぬって、創業一族を押さえ込んだ清川派が社内を牛耳りつつある」(事情通)

こうした清川社長派の「実権掌握」を象徴する出来事がつい最近あった。例の「サンドリンガム」問題が武富士に飛び火していたのだ。

周知のように、電機大手「富士通」前社長の辞任は、房広治氏が代表を務める「サンドリンガム」と反社会的勢力との関係を指摘されたためだった。その当否は一先ず置くとして、世間の注目が「サンドリンガム」というファンドに集まり、様々な報道がおこなわれた。本誌3月12日付記事でも伝えたが、その中には房氏の盟友、川島亮太郎氏に関連するものもあった。川島氏は旧住友銀行の出身で、モルガンスタンレー証券、CSFB証券などで要職を歴任してきたとされる人物。過去に、武富士の取締役兼常務執行役員を務めていた。その川島氏が実は、顧問の待遇で武富士に舞い戻っていたというのだ。

「川島を連れ戻したのは、健晃副社長と言われています。いま武富士は3月末に大金が必要で、それがなければ確実に飛ぶ。半額は用意できているが、あとの半額をファンドがつけようと資金をストックしつつあった。こうしたファンドサイドの動きの中心にいたのが川島だったのです」(元武富士中堅社員)

ところが、清川社長は突然、この川島氏を武富士から追放してしまったという。
「3月中旬に開かれた役員会の席上で、清川は週刊誌の記事などを川島に突きつけ、反社会的勢力との関係を問いただした。それ以来、川島は姿を見せなくなってしまうのです」(前同)

武富士は08年、株価が一定金額を割り込んだ場合に前倒し返済に応じる転換社債を発行し、一旦は難局を乗り切った。しかし、その後も株価の下落は止まらず、巨額の前倒し返済に迫られている。今年6月には最大で700億円もの返済が見込まれ、武富士側は減免や先送りを社債権者に懇請。250億円分の社債権者はこれに応じた。

しかし、これとて条件は厳しく、09年12月中に116億円分を前倒しで返済し、33億円分は減額されるものの、残額101億円分は今年7月から毎月10億円ずつ分割返済するというものだ。

すでに武富士のS&P格付はデフォルト寸前の「CC」で、こうした資金繰り悪化について、金融筋は清川社長の手腕を疑問視し始めている。
「清川さんは結局、何もせずに武富士を終わらせようとしているのではないか。ローン債権の証券化などの手法を駆使すれば、まだ武富士は持つハズだ」(ある金融筋)

前出の元武富士中堅社員も次のようにいう。
「今年1月にローン債権の仕分けより先に、目に見える不動産の売却に入ろうということになりました。本社ビルを含めた全国11物件の売却を先行させようというわけです。しかし、これではせっかく再建に向けた動きが消えてしまう。今回のサンドリンガム問題に絡めた川島の追放も、ファンドサイドの資金調達をわざと潰す目的だったとしか思えません。すでに清川は会社整理の腹を固め、自らのビューティフル・リタイアメントをはかっている、ともっぱらなんです」

さらに本誌としては聞き捨てならない情報も入ってきている。今回の「武富士内紛」に乗じて、あの犯罪常習者・大塚万吉と山岡俊介が一部役員と結託。再び空売りで一儲けを企んでいるというのだ。まさに「死肉」に群がるハイエナのような連中であり、こうした動きにも監視を強めていくべきであろう。

2010年3月24日 (水)

【東京アウトローズ一行情報】ジャスダック上場「オートウェーブ」、創業一族と筆頭株主の対立が激化

644 ■ジャスダック上場のカー用品販売「オートウェーブ」(廣岡等社長)。筆頭株主の中村義巳氏(Nakamitsu Motors会長)と現経営陣の対立が激化している模様だ。関係者によると、「この間、中村氏は複数の役員派遣などを求めていたが、廣岡社長はこれを拒否。(3月)23日に払い込まれた135万株の増資は、廣岡社長側による企業防衛的な色彩が強く、中村氏は発行差止め仮処分を申し立てたが、東京高裁で却下された。今後、両者の対立は一層深まるのは確実で、5期連続で赤字を出しているオートウェーブの経営そのものにも影響が出るでしょう」という。

【写真=3月23日払い込み後の持株比率など(同社3月5日IR資料)】

【東京アウトローズ一行情報】経営危機で社内混乱の「ベスト電器」、わずか2カ月で交代した深沢前社長が「実は最大の戦犯」との声

■経営危機の家電量販店大手「ベスト電器」は20日、小野浩司取締役が社長に昇格する人事を発表。今回のわずか2カ月という「異例の社長交代劇」も、社内では当然視されているようだ。「深沢(政和)前社長は、さくらや、ベストゲオ、オリンピック&ベスト、プライム、ストリームなど、この間の買収・提携案件を主導してきた。そのほとんどが失敗しており、経営を傾けた最大の戦犯と言ってよい人物なのです」(関係者)。

【東京アウトローズ一行情報】「元祖おバカキャラ」タレントN、都内不動産物件で再び訴訟沙汰

Fushigi■TBSクイズ番組『世界ふしぎ発見』(=左写真)のおとぼけ回答でお馴染の「元祖おバカキャラ」男性タレントN・Mと元アイドルのT夫妻。5年前に約3億円で購入した都内不動産物件をめぐるドロ沼訴訟は一旦終結したものの、またもや訴えられ現在、被告の立場で法廷闘争中。

2010年3月23日 (火)

【新企画】金融経済評論家・松本弘樹「今月のマーク10銘柄」

334_2Matsumoto本誌でもお馴染みの金融経済評論家・松本弘樹氏(=写真)の新企画がスタートします。現在、株式市場で良きにつけ悪しきにつけマークすべき10銘柄を、本誌・奥村も加わり独自の視点で抽出。月1、2度のペースで何の注釈もなく、銘柄名のみを公表していきます。あとは読者諸兄姉にリサーチしていただく、というものです。ご期待ください。

【第1回マーク銘柄】
■ツガミ(6101)
■武富士(8564)
■リミックスポイント(3825)
■シルバー精工(6453)
■インデックス・ホールディングス(4835)
■ゼクス(8913)
■キムラタン(8107)
■池田泉州ホールディングス(8714)

2010年3月20日 (土)

【お知らせ】本誌・宝田豊「新マネー砲談」、本日更新

「娼婦のブルース」

英単語のフッカーは売春婦を意味するスラングで、男性の場合はチンピラとか使い走りをいう。ここでフッカーの大御所、ジョン・リー・フッカーの登場だ。ジョン・リー・フッカーは東洋人そっくりのブルース歌手で、映画「ブルースブラザース」にも登場した。

フッカーの由来は南北戦争時代、北軍のジョセフ・フッカー将軍Joseph Hookerにさかのぼる。ジョセフ・フッカーは兵士の待遇を良くすることで全軍の士気を高め、進駐先で住民に乱暴を働かないよう気を配った。その一環が〝慰安婦の拡充〟という、呆れるようなアイディアだったのである。(続きは下記アドレスからご覧下さい)
http://outlaws.air-nifty.com/takarada/

2010年3月19日 (金)

【注目記事】月刊リベラルタイム4月号「東京地検特捜部」

Tokusou643月刊『リベラルタイム』4月号の特集「東京地検特捜部」が面白い。なかでも民主党・小沢一郎幹事長を10年以上追い続けているジャーナリスト松田賢弥氏の「『小沢金脈追及』はいまだ決着せず」(=左写真)は、ぜひ読んでおいていただきたいレポートの一つだ。松田氏によると、「小沢金脈」の中でもひときわ闇に包まれているのが、夫人・和子氏名義の資産形成だという。

周知のように、和子氏は中堅ゼネコン「福田組」(新潟県)のオーナーの長女である。その和子氏名義になっているのが、2棟の秘書邸が建つ東京・世田谷深沢2丁目の土地で、95年に取得するに際して、福田組子会社から1億円以上も安い価格で転売を受けていたという。しかも、和子氏はこの土地取得に要した2億3500万円の借金を、わずか4年で完済していたというのだ。

この小沢家の「隠し資産」などについて、松田氏は98年から週刊誌にレポートを連載。その直後、旧経世会幹部の秘書から次のような言葉が伝えられたという。「小沢の触れて欲しくない所に触れたんだ。小沢は、ずいぶん気にして、周囲に『あいつは、いつまで続ける気なのか』と、漏らしているようだ」

今回の特捜部の捜査でも、和子氏に事情聴取が及びそうになった途端、小沢幹事長はそれまでの態度を急変させ、事情聴取に応じて協力する姿勢に転じている。よほどの「アキレス腱」なのだろう。

また、リベラルタイムの同特集には、「小沢擁護」の急先鋒であるヤメ検弁護士・郷原信郎氏を取り上げたレポートもあるが、「本人は自著で希望して公取委に行ったというが、公取委には使えない検事が行っていたし、検事派遣は事実上の『戦力外通告』。だが、元検事としてコンプライアンスを売り物にし、テレビ等では検察批判のコメントで名が知れて、六本木ヒルズに事務所を構えるまでになった」との、元同僚検事のコメントを紹介している。

郷原氏が検事時代に手掛けたものとして知られているのは、03年に長崎地検が摘発した「自民党長崎県連事件」。当時、郷原氏は同地検ナンバー2の次席検事だったが、「事件は大規模な汚職に発展するという見通しがあったため、最初から大きく報じられていた。だが、実際には汚職が立たないため(立件できないため)に、公選法違反等で立件したに過ぎなかった。見通しの『リーク』は当然、次席検事から発せられていた」、と地元記者が明かしたとされる。

何のことはない、郷原氏は「天に唾してきた」だけだった、というわけである。詳しくはリベラルタイムをご覧いただきたい。

2010年3月18日 (木)

【東京アウトローズ一行情報】「150億円不正流用」に絡みローソン子会社がプレジールの破産申し立て

■チケット販売会社「ローソンエンターメディア(LEM)」は16日、大口債権者として、「プレジール」(東京・港区、代表=岩本陽二氏)の破産手続き開始を東京地裁に申し立てた。これはローソン側の不正資金流出問題に絡む措置で、手続きの開始決定後、管財人に対し約127億円の債権返済を求めるという。■LEMの元専務と元取締役(経理担当)は08年から約1年4カ月にわたり、プレジール側がチケット代金を投資目的に流用することを黙認。16日時点の求償権約127億円を含め流用総額は最大で150億円が見込まれるという。ローソンは11日までに会社法違反(特別背任)容疑で、東京地検特捜部に告訴状を提出している。■プレジールは01年9月設立。野球選手やタレントなどのキャラクターが印刷されている「フレーム切手」などの企画販売のほか、全国にあるローソン店舗に配布していたフリーペーパーの企画制作業務も受注。09年9月末時点で約162億円の売上高をあげていたという。

2010年3月17日 (水)

【東京アウトローズ一行情報】増資マフィアによる新たなスキーム「不動産現物出資」に注目集まる

641■新興市場で最近、資金繰りに窮した会社が、不動産の現物出資による増資を相次いでおこなっていることから一部で注目を浴びている。ジャスダック上場のゲームソフト販売会社「NESTAGE」は2月10日、12億円の第3者割当増資を発表したが、出資対象となった不動産は休業中の宿泊施設3物件。しかし、その一つ「かんぽの宿 層雲峡」(=左写真、北海道・上川町)は、前所有者の「大江戸温泉物語」(東京・江東区)による営業再開の見込みが立たず、固定資産税を回避するため壁面に10メートルの穴を2カ所あけたという代物だ。これを今回の増資では、約5億1900万円と鑑定しているが、一部報道によれば大江戸温泉物語はこの物件を約1億7000万円で購入していたという。■さらに、ジャスダック上場の不動産会社「セイクレスト」も2月18日、不動産の現物出資による20億円の第3者割当増資を発表。割当先は福島県の合同会社で、和歌山県白浜町のシーサイドリゾートが現物出資されるが、この合同会社が取得したのは2月9日と間もない。払込予定日は今月25日だ。■不動産の現物出資は過去にも例がなかったわけではない。「ニューディール」(東証マザーズ、上場廃止)は08年9月に7億5000万円、「エル・シー・エーホールディングス」(東証2部、旧日本LCA)は09年5月に約11億円の不動産現物出資による第3者割当増資をそれぞれ実施している。しかし、こうしたスキームに常につきまとうのは、不動産鑑定が過大に評価されているのではないか、との疑念である。ニューディールは当該物件に買い戻し特約登記が設定されていたことなどから、「架空増資」との疑惑まで取り沙汰された。■今後、資金調達が困難な新興上場企業にとって、不動産の現物出資による増資は常とう手段になると見られる。このスキームは、塩漬け不動産が蘇生し、債務超過→上場廃止を回避できるメリットがある一方、大量の新株発行による希薄化や信託銀行への事務委託手数料の急増などのデメリットもすでに指摘されている。■ちなみに、不動産の現物出資を新興上場企業の増資に活用しようと考えついたのは、いわゆる「増資マフィア」の世界で有名なアレンジャーM氏と言われている。このM氏はいち早くMSCB(転換価格修正条項付転換社債)、株式分割などに注目した人物とされ、さまざまな仕手銘柄でその名が取り沙汰されてきた。

2010年3月16日 (火)

【ビデオ】米独立系メディアの注目番組『エコノミックヒットマンが明かす世界金融市場崩壊の理由とやり直しの道』

0911103 ■衛星放送「朝日ニュースター」が最近、放映した番組の中でたいへん面白いものがあった。米独立系メディア「デモクラシーナウ」が制作した『エコノミックヒットマンが明かす世界金融市場崩壊の理由とやり直しの道』である。■インタビューに応じているのは、1970年代に途上国開発援助の裏側で秘密工作を展開していた、ジョン・パーキンスという人物。彼は、表向き一流コンサルティング会社のチーフエコノミストという肩書きで、実は途上国の指導者に接近し、負債の罠にはめる役割を担っていた。世界中の国々を騙して莫大な金をかすめとる彼らは、「エコノミックヒットマン」と呼ばれている。ジョン・パーキンスが3年前に衝撃の告白をした著書は全米でベストセラーになった。■そのパーキンスが、今回の世界金融危機について語っている。「世界金融危機をもたらしたのは資本主義そのものではなく、レーガン政権以降に世界を席巻した特殊な型の資本主義のせいだ」「それは突然変異によって生まれた資本主義ウイルス」「元祖ミルトン・フリードマンの経済理論では、企業活動の目的は利潤追求だけに限られており、社会や環境への負荷は考慮から外されます。企業活動に対するあらゆる規制は悪であり、すべての経済活動は民営化して完全な自由競争に委ねるべきだとされました。株主利益の拡大だけを目指す略奪的な資本主義の勃興によって、世界は安定性を失い 持続不能で不公正で危険な場所になりました」■詳しくは下記アドレスからご覧いただきたい。
http://democracynow.jp/submov/20091110-3flv

2010年3月15日 (月)

【東京アウトローズ一行情報】東証1部・通販大手で社長の「セクハラ」疑惑が急浮上

■東証1部に上場するカタログ通販大手で、社長本人の重大な「セクハラ」疑惑が急浮上している。同社は09年3月期、1000億円を超える売上高(連結)をあげている業界大手。すでに本誌は、事実関係などについて同社に取材を申し込んでおり、詳細がわかり次第お伝えしていきたい。

【東京アウトローズ一行情報】トランスデジタル事件で起訴の野呂周介被告、保釈請求が却下

Noro■本誌既報のトランスデジタル「民事再生法違反事件」で8日に起訴されていた元暴力団組長の野呂周介被告(=写真)。先週、同被告側はただちに保釈請求の手続をしたが、東京地裁は却下した。■なお、野呂被告は08年8月26日、新株予約権を大量に行使し、同社の筆頭株主(1億5000万株、16・89%)になったと公表されたが、顧問弁護士の強いアドバイスもあり、株券が「だいこう証券ビジネス」から出券される直前になってキャンセルしていた。そのため、同被告は「架空増資」への関与は薄いと見られ、今回は再逮捕されていない。

2010年3月14日 (日)

【注目の本】立花隆氏がベタ褒めの経済解説書『愚者の黄金 大暴走を生んだ金融技術』

639Fool_2■IMFの予測では最終的に4兆ドルの損失に達する、とされる世界金融危機。すでに世界の金融システムは破綻寸前のところまできている。では、なぜこんなことが起きたのか。その解説を試みる書物はいろいろ出たが、ノンフィクション作家の立花隆氏が「ベストスリーの一冊」とベタ褒めなのが本書(写真=今週発売の週刊文春「私の読書日記」)。■英フィナンシャル・タイムズ紙の金融担当副編集長ジリアン・テット『愚者の黄金 大暴走を生んだ金融技術』(日本経済新聞出版社)である。著者は10年前、東京支局長として、日本の金融危機をつぶさに観察した経験もあるベテラン記者だ。■今回の金融危機をわかりにくくしているのは、CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)、CDO(資産担保証券)、ABS/CDD(再証券化商品)といった複雑怪奇なデリバティブ商品の数々だが、「実にわかりやすく、エピソードいっぱいで解説してくれる」という。■ところで、米政府はなぜリーマン・ブラザーズは見放したのに、AIGは国有化までして救おうとしたのか。実はここにこそ「危機の本質」があり、その全貌に本書は迫っているという。

2010年3月13日 (土)

【ビデオ】財政危機のギリシャで最大規模の275万人ゼネスト、警官隊との衝突も



「ギリシャで二大労組がゼネスト 政府に攻勢」
【ローマ共同】財政危機に陥ったギリシャ全土で11日、政府の緊縮策に反対して、官民の二大労組連合組織による24時間のゼネストが行われた。両組織が参加するゼネストは昨年10月の危機表面化後2回目で、労組側は財政危機問題を討議する16日の欧州連合(EU)財務相理事会を前に、政府に対する攻勢を強める構え。

両組織の組合員総数は人口の約4分の1、約275万人で最大規模のゼネストとなり社会機能はまひ状態になった。首都アテネでは警官や消防士も参加し約2万人がデモ行進。一部デモ隊は国会議事堂前などで石や火炎瓶を投げ、警官隊と衝突した。

空港、鉄道、病院、学校、銀行などが一斉に休止した。労組はパパンドレウ内閣が発表した48億ユーロ(約5900億円)規模の追加緊縮策撤回などを求めている。

ギリシャは4、5月に計約220億ユーロの国債借り換えを迫られており、政府は市場の動揺を抑えるためにも緊縮策撤回は断固として拒否の方針。16日の財務相理事会では追加緊縮策を説明、EUの支援を要請する。2010/03/11 21:39   【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031101000603.html

2010年3月11日 (木)

トランスデジタル事件の真相(2)、巨額脱税のコリンシアン社元代表・鬼頭和孝被告も逮捕

635トランスデジタルをめぐる架空増資事件で、警視庁捜査2課は9日、金融商品取引法違反(偽計取引)などの疑いで、新たに投資会社「コリンシアンパートナーズ」元代表の鬼頭和孝被告(=法人税法違反などで起訴済)を逮捕した。

今回、架空増資の疑いを持たれているのは、トランス社が08年7月11日に公表した第3者割当増資。同29日から31日の3日間に行使された予約権総額17億4400万円のうち、8億8800万円が見せ金の回転などによる架空だった、と見られている。この8億8800万円の架空分は7つの個人・法人に割当てられていた。その具体的な内訳は次のようになる。
【29日】
竹内健一(永本壹桂関係) 2000万株(1億6000万円)
原山博幸(同)           1000万株(8000万円)
前野森幸(同)           2000万株(1億6000万円)
K                    1300万株(1億400万円)
T                    1300万株(1億400万円)
【30日】
TD戦略投資事業組合   2300万株(1億8400万円)
【31日】
K                    1200万株(9600万円)

このうち30日のTD戦略投資事業組合は、トランス社の実質オーナーだった鬼頭被告が支配していた。本誌の取材でも、鬼頭被告らが30日当日、どのような資金操作をしていたのか、その詳細は分っていないが、関係者の話などから、この1億8400万円は三菱UFJ銀行赤坂支店トランス社口座→同沼津支店トランス社口座→峯岸被告個人会社→ユナイテッド・プラネッツ→TD戦略投資事業組合という複雑な資金移動をしていた、と見られる。ちなみに、ユナイテッド・プラネッツは、東邦グローバルアソシエイツ(旧千年の杜)でも大株主として名前が登場し、鬼頭被告の実質的な個人会社だ。

636実は、今回の偽計取引(架空増資)容疑は、電磁的公正証書原本不実記録との、言ってみれば1パッケージになっている。左に掲げたのは、トランス社の法人登記簿謄本だが、その「資本金の額」などを見ると、08年7月31日までしか変更登記されていないことが分かる。つまり8月1日以降の増資分について、トランス社は資本金に組み込む登記さえしていなかった。そのため、登記されていた7月29日から31日の架空分について、電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑とあわせて立件したという事情がある。

では、トランス社が全体で約31億円を増資したとする中に、他に架空増資はなかったのか。その疑いが濃厚なのは同年8月下旬に、山口組系2代目古川組企業舎弟・永本壹桂に再度、割当てられた新株予約権1億株(=2億円)などである。(以下次号に続く)

2010年3月10日 (水)

【ビデオ】財政危機のギリシャ、11日に250万人規模のゼネストへ

■ギリシャ最大の公務員労組連合組織「ギリシャ公務員連合」(ADEDY)と同国最大の民間企業労組連合組織「ギリシャ労働総同盟」(GSEE)は、同国政府が新たな緊縮財政措置を決めたことに反発し、再び11日に250万人規模のゼネストを行うという。http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT861264020100305
すでに同国内では、財務省の占拠など激しい反政府闘争が展開されている。

2010年3月 9日 (火)

トランスデジタル事件の真相(1)、逮捕前に元顧問・峯岸一被告らが本誌に語る

632Dscn2139_2■本誌既報のトランスデジタル民事再生法違反事件に絡み、同社が08年に実施した第3者割当増資の一部が架空だったとして、警視庁捜査2課などは8日、金融商品取引法違反(偽計取引)などの疑いで、同社元役員の西村幸浩容疑者を逮捕、社長の後藤幸英被告(=民事再生法違反で起訴)ら4人を再逮捕した。■『産経新聞』(=左写真)などの報道によると、トランス社は08年7月、新株予約権の発行による第3者割当増資をおこなうと公表。後藤容疑者らはこの増資の際、1億6000万円を同社の口座から出し入れする手口で8億8800万円の入金があったように偽装し、同年7月から8月、約31億円を増資したとする虚偽情報を公表した疑いが持たれているという。■実は、逮捕前に本誌の取材に応じた、同社元顧問の峯岸一被告(=右写真)はどのような手口で架空増資をしたか語っていた。「(08年)7月11日に増資が発表されたが、すでに社内にはほとんど資金がなかったため、鬼頭(和孝)の発案で代用払込という制度を使って払込日前に増資資金を集めよう、ということになった。私は、永本(壹桂)さん側にこの話を持ち掛け、トランス振り出しの小切手などを担保に4億円を出してもらった。ところが、(7月29日の)払込日直前になって、鬼頭が代用払込は手続き上のミスでできない、と言い始め、みんな大慌てになるんです。今さら私としても、永本さんに新株を出せません、とは言えない。そこで永本さん側が、名義を3つに分散してくれ、と要求していたことを利用して、見せ金による払込の回転を思いつくんです。払込当日の7月29日、私が1億円、鈴木(康平副社長)が6000万円の計1億6000万円を別のところから借り来て用意した。永本さんの部下の原山(博幸)、前野(森幸)たちにも三菱UFJ銀行赤坂支633店に来てもらい、その場で1億6000万円を原山たちに渡し、トランスの口座に彼らの名義で振り込む形をとってもらった。そして、この金を再度引き出し、原山たちに振り込ませるということを繰り返した。すべて現金で出し入れをしたため、途中で銀行側に身分証明書などの提示も求められ、作業は午前中から閉店間際までかかった。結局、1億6000万円(=2000万株分、1株8円)を2回転させ、そして最後に残りの8000万円(=1000万株分)を 振り込ませたから全部で3回転したことになる」■左に掲げたのは、この7月29日に行使された新株予約権を示すIR資料で、この日交付された新株総数は1億2700万株、行使総額は約10億円に達した。そのうち、青くマーカーをした3人の名義は、山口組系2代目古川組企業舎弟・永本壹桂が実質上、行使した分(5000万株)である。しかしこの日、峯岸被告らが見せ金で回転させたのは、実は永本の分だけでなく、関係者によると、「ほかにも2個人(約2億円)がある」という。つまり、峯岸被告らは全部で5回転させていたようで、このことは捜査当局も把握している模様だ。さらに、三菱UFJ銀行赤坂支店のトランス社口座に振り込まれた見せ金は、同行沼津支店の同社口座を経由して、峯岸、鈴木両被告の個人会社口座に移動。そこから両被告が再度、金を引き出すという複雑な操作もしていた。この見せ金1億6000万円は即日で返済されていたという。(以下次号に続く)

2010年3月 8日 (月)

【東京アウトローズ一行情報】トランスデジタル「民事再生法違反事件」、架空増資容疑へ発展、元役員が逮捕

631_2■読売新聞(=左写真)によれば、トランスデジタル「民事再生法違反事件」で、同社が08年に実施した第3者割当増資の一部が架空増資だった疑いが強まり、警視庁捜査2課と証券取引等監視委員会は8日午前、同社元役員の西村幸浩容疑者を金融商品取引法違反(偽計取引)などの疑いで逮捕。先に民事再生法違反容疑で逮捕されたトランス社社長の後藤幸英容疑者ら4人も金融商品取引法違反容疑で逮捕状を取ったという。また、旧グッドウィル・グループのM&Aに絡む巨額脱税事件で東京地検特捜部に逮捕、起訴されたコリンシアン・パートナーズの元代表、鬼頭和孝被告も同容疑で9日にも逮捕する方針とされる。■西村容疑者は京都大学農学部を卒業後、平成2年に日本長期信用銀行(現新生銀行)に入行。同16年にジェイ・ブリッジに入社し、翌17年には副社長。その後、ジェイ・ブリッジの出資先であったトランス社の役員に就任していた。同容疑者は、トランス社の破綻後、一時期、インスパイアーの社長に就任していたこともある。

ロシア・ソチ人工島建設計画をブチ上げた「東邦グローバルアソシエイツ」、久間元防衛相らの関与を横田尚之元社長が証言

629_2630■旧グッドウィル・グループのM&Aに絡む巨額脱税事件で、投資会社「コリンシアンパートナーズ」元代表の公認会計士・中村(旧姓=中澤)秀夫容疑者の海外逃亡を手助けしたとして、東京地検特捜部に犯人隠避の疑いで逮捕された澤田三帆子容疑者。本誌既報のように、三帆子容疑者は「ソチ冬季オリンピック協力委員会」副事務局長などの肩書きで、東邦グローバルアソシエイツ(旧千年の杜)を舞台に暗躍。久間章生元防衛相や元私設秘書の駒栄博志氏らと共に、同社がブチ上げた「ソチ人工島建設計画」を支援していた。■共同通信は4日、この三帆子容疑者側から08年3月、久間氏の会社に約4000万円が渡っていた、と報じている。記事(=左写真)によれば、久間氏一人のみが取締役だった軍事関連情報提供サービス会社「アイメック」(東京)の銀行口座に金が振り込まれていたが、久間氏は鹿児島県・徳之島に所有していた「別荘売却代金の一部」と説明しているという。■しかし、この4000万円が久間氏側に渡った08年3月と言えば、当時、20円そこそこだった東邦グローバルの株価が、高値501円(同年2月21日)にまで暴騰した直後。こうした25倍というまれに見る急騰劇は「世界で最も上がった株」と持て囃されたが、久間氏が旗振り役となった「ソチ人工島建設計画」がその大きな材料になったことは間違いない。■実は、同社元社長の横田尚之氏は、久間、駒栄両氏と三帆子容疑者の関与について重要な証言をしている。これは、同社子会社を債務者とする仮処分事件で、証拠として提出された横田氏の録音テープと反訳文書(=右写真)の中で述べられている。横田氏は、07年3月から08年5月まで社長に就任し、人工島建設計画などの内情も知る得る立場にあった。■「(07年)10月からロシアの話しが始まって、11月には完全に久間先生と駒栄先生が動いている時ですから、彼らにこういう話(=仮処分事件で存在を争っている合意書)がきた場合に必ず通します」と、東邦グローバルの重要な契約などについて、事前に久間、駒栄両氏にお伺いを立てていたことを横田氏は明確に示唆している。もともと横田氏は、鬼頭和孝被告(コリンシアン社元代表、脱税容疑で起訴)とは「10年ぐらい前から付き合い」があり、06年12月に中澤容疑者から直接、社長就任を頼まれたという。■さらに、横田氏は次のような興味深い証言もしている。「時期的に(07年)11月の時期ですと、久間先生や駒栄先生がいらっしゃるんで、そちらのほうに迷惑がかかる可能性がありますから、当時は拒否したかもしれないですね。事実、(08年)3月ぐらいにそういう話がきた時には、最初のうちは中澤さんと鬼頭さんが主要株主として名前を連ねておりましたけれども、(08年)1月ぐらいから沢田三帆子さんの関係の沢田チエ(まま、弟の地平を指す=編集部注)さんという方が大株主に入っていて、沢田さんの意向で、中澤さんや鬼頭さんに好き勝手をやらせるなと。あなたはもうそういう立場ではないのだからということで、実印を取り返したんです。そこから全ての権限が私に集まった形になったんですよ」■この証言から三帆子容疑者は、中澤ー鬼頭ラインに代わって東邦グローバルの実権を握ろうとしていたことが浮かび上がってくる。それまで鬼頭容疑者が実質上、管理していた会社の実印も、横田氏を通じて「取り返す」ようなことまでしていたわけだ。■そして、注目すべきは、三帆子容疑者が実権を掌握しようとしている渦中の08年3月、久間氏側に4000万円の金を振り込んでいた、という事実。先の共同通信の記事でも、別荘売却の「契約書はなかった」と報じており、どのような趣旨の金だったのか疑惑は深まるばかりだ。

【参考記事】
大証2部「東邦グローバルアソシエイツ」、元社長の横田尚之氏が重要証言
http://outlaws.air-nifty.com/news/2010/02/post-c73d.html

2010年3月 5日 (金)

【東京アウトローズ一行情報】革マル支配下の「JR総連」組織内候補を擁立した民主党

628_2Dscn1552■民主党は3日、夏の参院選の第1次公認候補87人などを発表したが、そのリスト(=左写真)の中に驚くべき候補がいる。JR総連政策調査部長の田城郁氏(比例代表)だ。同氏は79年に国鉄入社、機関士などを経て、その後、元JR東労組会長・松崎明氏の運転手を務めていた、と言われる人物。しかしJR総連、東労組は、革マル派の支配を度々指摘され、01年には衆院国交委で漆間巌・警察庁警備局長(当時)が、両組織への浸透を認める答弁までしている。■『週刊新潮』(1月21日号)によれば、この田城氏擁立にとりわけ熱心だったのが民主党の山岡賢治国対委員長で、小沢一郎幹事長も「白い猫でも黒い猫でもいいじゃないか。票が取れるのなら」と、かの鄧小平の台詞までもじる始末だったという。。■今回、小沢・山岡コンビは、革マル支配下労組を利用するところまで踏み込んでしまった。しかし、同派はそんな甘い組織ではない。国鉄の分割・民営化に際して、松崎氏と手を組んだ葛西敬之氏(現JR東海会長)ら「改革3人組」は、その後、手酷いしっぺ返しを喰らうか、取り込まれている。かつて、同派最高指導者の黒田寛一氏(故人)は、「我々はさなだ虫である」と語っていたという。敵を内部から食い破る寄生虫との意であろう。この黒田理論を体現している人物こそ松崎明その人なのである。

【写真(右)=JR東労組などの全ての役職から退いた松崎明氏。しかし、松崎が革マルなのではなく、革マルが松崎なのだ、とまで言われる。同氏は『松崎明秘録』の中で、革マル派副議長だったことを認めている。現在、同派は「解放社」(早稲田鶴巻町)のグループと、JR総連松崎グループに分裂した、との説が最も有力だ】

2010年3月 4日 (木)

【東京アウトローズ一行情報】事件化必至の「SFCG」問題、大島健伸元会長は都内某所に潜伏か

Oshima ■09年2月に破綻した事業者向けローン会社「SFCG」(大島健伸元会長)。周知のように、同社は、保有する債権を日本振興銀行と複数の信託銀行に二重譲渡していたことなどが民事再生手続中に発覚。そのため、債権者らからの同意が得られる見込みがなくなり、東京地裁は民事再生手続の廃止を決定し、同年4月、破産手続へ移行した。■その後、破産管財人は、同社の破綻直前に2000億円を超える資産流出があった事実を公表。08年10月以降、貸付債権約1420億円が関係会社や大島元会長の親族会社などに無償譲渡か、安値売却されていたほか、破綻直前の09年2月には、子会社株式など約1238億円分が関係会社に譲渡されていたという。さらに、東京・松濤にある大島元会長の自宅を親族会社の所有とし、SFCGが家賃として月1525万円を支払っていたが、08年10月から3150万円に引き上げられると同時に、大島元会長の報酬だけが月額2000万円から9700万円に増額されていたことも明らかになる。こうしたことから、破産管財人側も、大島元会長のほか旧経営陣を会社法違反(特別背任)や民事再生法違反(詐欺再生)で刑事告訴する意向とされてきた。■実は、このSFCG問題はかなり早い段階から警視庁捜査2課が大型経済事件として取り組んできた。ある事情通は次のようにいう。「事件の規模から言っても東京地検特捜部が手を付けてもおかしくなかったが、警視庁捜査2課の方でやることになった。立件されれば警視庁としても戦後最大級の経済事件になることは間違いない。すでに、捜査2課の中でも、財務諸表などを専門的に読み込む財務解析センターのエースが捜査に投入されている。たとえ年度(=3月末)を跨ぐことになっても、大島らを逮捕する決意でしょう」■実際、マスコミ関係者の動きも、ここに来て慌しくなっている。松濤にある大島元会長の豪邸などを連日張り込んでいる社もあるが、なかなかその動静がつかめないようだ。すでに大島元会長はここには帰っておらず、自宅近くの代々木上原に潜伏している、との未確認情報も流れている。

【写真=昨年放送されたTBS「報道特集」】

2010年3月 3日 (水)

【東京アウトローズ一行情報】「コリンシアンパートナーズ」巨額脱税事件、澤田三帆子女史らが犯人隠避で逮捕

Sawada389■旧グッドウィル・グループによるM&Aを仲介した投資会社「コリンシアンパートナーズ」(東京都港区)の巨額脱税事件で、東京地検特捜部は2日、同社元代表の公認会計士・中村(旧姓=中澤)秀夫容疑者の逃亡を手助けしたとして、澤田三帆子のほか弟の地平ら3人の容疑者を犯人隠避などの疑いで逮捕した。■特捜部による強制捜査を控えた昨年7月、中村容疑者は養子縁組という奇手で名前を変え、新しいパスポートを取得し海外に逃亡。しかし昨年12月、逃亡先の韓国で身柄を拘束され、今年2月に帰国後逮捕されている。この中村容疑者が海外に逃亡する直前まで、国内で行動を共にしていたのが三帆子容疑者だった。■本誌既報のように、三帆子容疑者は「ソチ冬季オリンピック委員会」副事務局長などの肩書きで、東邦グローバルアソシエイツ(旧千年の杜)を舞台に暗躍。08年5月に久間章生元防衛相らの一行が、同社の「人工島建設計画」に絡んでソチを訪問した際、久間氏の元私設秘書・駒栄博志氏らと共に三帆子容疑者は、コーディネイト役を務めていたとされる。

【写真(左)=澤田三帆子容疑者の逮捕を伝えるFNN系列のニュース】

【本誌参考記事】
■国税当局が巨額脱税で最もマークする中澤・鬼頭「コリシアンパートナーズ」、「資金迂回目的」のダミー会社が発覚
http://outlaws.air-nifty.com/news/2009/06/post-f101.html
■「ソチ冬季オリンピック委員会」副事務局長、澤田三帆子女史が特捜部に事情聴取
http://outlaws.air-nifty.com/news/2009/08/post-a2d4.html
■巨額脱税の「コリンシアンパートナーズ」など2社、大阪の金融業者が実質支配下に
http://outlaws.air-nifty.com/news/2009/08/post-5690.html
■巨額脱税の「コリンシアンパートナーズ」から澤田三帆子女史に「7億円融資」
http://outlaws.air-nifty.com/news/2009/11/post-57e9.html

2010年3月 2日 (火)

【注目記事】ベルダ3月号「新生銀行 あおぞら銀行 合併破談で深まる危機」

627_2今年10月に予定していた新生銀行とあおぞら銀行の合併話が、周知のように破談した。会員制情報誌「ベルダ」3月号は、この問題について意欲的な特集(=左写真)を展開。両行の合併が破談した原因について、次のように指摘している。

(1)ビジネスモデルの意見対立 サラ金などのノンバンクを含めたリテールを戦略の中核に据える新生銀と、地銀との提携を生かす中小企業向け法人業務に力を入れるあおぞら銀は、どちらが新銀行のビジネスモデルとして将来性があるか、合併協議で真っ向から対立した。
(2)システムの優劣 銀行業務の要となるシステムで、新生銀が優位性を自負し過ぎ合併協議を難しくした。
(3)金融庁の検査 昨年11月、検査に着手した金融庁は、比重の高い不動産関連融資の査定にも踏み込み、「新生銀は不動産向けノンリコースとノンバンク向け融資について引き当ての積み増しを求められる」公算が高まり、両行の確執が決定的になった。
(4)筆頭株主の意向 新生銀のJCフラワーズ、あおぞら銀のサーベラスは、「公的資金の追加注入を受けることを前提に合併に賛同した」が、安易な公的資金の注入に否定的な民主党政権が誕生。「改正金融機能強化法」の趣旨は中小企業向け融資の促進で、新生・あおぞら銀は、公的資金注入の対象にならない、と釘をさされてしまった。

こうして見ると、今回の合併破談は、あおぞら側の問題というより、予想以上に資産が劣化していた新生側に問題があった、という結論になろう。いずれにしても今後、両行は単独で生き残りを模索せざるを得なくなったわけだが、とくに新生銀は厳しく、立て続けに買収した信販会社「アプラス」、サラ金「シンキ」、「レイク」などが業績悪化に拍車をかけている。

さらに新生銀は、他の金融機関が及び腰だった「ダヴィンチ・ホールディングス」に積極投資していたが、本誌既報のように、ダヴィンチ傘下のSPC(特別目的会社)がオフィスビル「パシフィックセンチュリープレイス丸の内」に絡むノンリコースローンで債務不履行をおこしていた。そして、ダヴィンチは最近の決算で、「債務超過」も公表せざるを得ない状態になっている。新生銀のダヴィンチ向け投融資は、およそ1100億円と見られている。

すでに一説には、新生銀の自己資本比率は3%にも満たない、とさえ言われる。そのため、同行は現在、投融資をどんどん回収して、国債に切り換え、自己資本比率のかさ上げを図っている、とされる。詳細はベルダ3月号の特集記事をご覧いただきたい。

« 2010年2月 | トップページ | 2010年4月 »

Twitter@奥村順一


  • 編集長・奥村が裏情報などいろいろとつぶやきますので、よろしければフォローお願いします。
  • @TokyoOutlaws | Twitter

内部告発・情報提供を求む

  • 内部告発・情報提供はFAX 03-5837-4872 もしくはtokyo-outlaws@nifty.comまでお願いします。本誌スタッフが取材し、記事化いたします。

アウトサイダーズ・レポート


  • 「東京アウトローズ」でエナリス粉飾決算事件などを報じた半田修平が独立。「総提灯記事化」するマスメディアに対抗し、〈インサイダー〉とは一線を画した言論を展開する。
  • OUTSIDERS report

Twitter@東京アウトローズ


  • マルクス主義を標榜する編集長・奥村順一が独断で展開する「東京アウトローズ」裏バージョン。反米・日米安保粉砕。安倍極右政権打倒、沖縄辺野古新基地建設阻止、在日米軍は即時撤退せよ。多国籍企業を利する「日米FTA」交渉に断固反対。非正規労働者の党と反資本主義潮流を。体制の補完物である大手メディア批判、そして全世界で闘う人民大衆の動きにも眼を向けていきたい、と思います。私たちは独自の視点から大企業・独占資本の不正をあばく「戦闘的ゲリラ・マガジン」を目指します。
  • Twitter@東京アウトローズ

訪問者


「原発利権」白川司郎による言論弾圧弾劾!!

2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

広告

無料ブログはココログ