【東京アウトローズ一行情報】芦屋市などに差し押さえられた「豪華老人ホーム」、SPCに出資したのは富士薬品
■過大な不動産投資などをしていたことで注目される、配置薬大手「富士薬品」(高柳昌幸社長)。兵庫県の有料老人ホームを所有する特定目的会社「芦屋シニアレジデンス」に絡む優先出資証券にも30億円を出資。ところが今年6月、富士薬品側は価値のない優先出資証券を購入させられた、などとして東証1部「ゼクス」を相手取り30億円超の損害賠償訴訟を提起していた。一方、ゼクス側は、正当な手続によりSPCに不動産譲渡したもので、富士薬品の主張するような損害を与えた事実は一切ない、としている(=左写真)。
そうしたところ今月16日付の朝日新聞は、この両社係争中の老人ホームが、固定資産税など1億円の滞納で芦屋市と兵庫県に差し押さえられている、と報じた。同記事によれば、24階建てビルなど3棟からなる豪華老人ホームの入居率は1割ほどしかなく、SPC側は自治体の再三にわたる納税督促にも応じなかった、という。ちなみに、朝日記事はSPCと富士薬品の出資関係について触れていない。
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