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2009年2月10日 (火)

「東京アウトローズ 人物ミニデータ 副島隆彦」

Soejima2Soejima副島隆彦】(評論家、常葉学園大学教授)[自称・新しい左翼、反権力主義者]  佐藤優との対論集『暴走する国家 恐慌化する世界』の前書きで、佐藤をして、「世の中には、他の人が持っていない特殊な才能に恵まれた人がいる。副島隆彦氏がその一人であることは間違いない。(中略)大きな知的刺激を受けた。副島氏には、世界の大きな流れをとらえることができる天賦の才がある」と言わしめた。しかし、副島は陰謀史観で理論武装された知識人でもある。

一方、副島は佐藤優を評して、「佐藤さんや私のような存在は新しい左翼であり、本物の反権力主義である」と結論づけている。だが、佐藤は左翼ではなく、右翼である。佐藤本人も公然とそう宣言している。副島は、右翼と左翼の区別すらできないのか。ちなみに、右翼と左翼の出藍は、1789年のフランス革命の後、1792年の国民公会にて議長席から見て、右翼席を占めるジロンド派に代表される保守派と、左翼席を占める山岳派に代表される革命派に由来する。

副島は〝本物の反権力主義者〟を自称しているが、これははなはだ怪しい。単なる売文家ではないのか。売文家は世界を解釈し、文章化した「活字」を商品とし、販売・生業にしている者である。しかし、反権力主義者は理論のみでなく、実践を通じて検証されなければならない。「重要なことは、世界を解釈することで無く、世界を変革することである」というのがカール・マルクスの言葉である。

しかし、副島の言説の中には聞くべき点もある。例えば、副島は、米帝ブッシュの〝対テロ戦争〟の欺瞞性を次のように暴いている。「テロリストとの戦争などあるわけがない。戦争とは国家間の戦争でしかあり得ません」。これは正鵠を得た評論で、アメリカ帝国主義に対する一連の洞察は評価に値する。日本の評論家の中では、日米関係に関して、正確で本質的な見方ができる一人であることは間違いない。

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コメント

副島氏は昔、研究社の英和辞典を欠陥品だとした本を出して裁判を起こされ負けています。
また、人類の月面着陸を否定するトンデモ本を出して笑い者になるなど、「芦原将軍」にしか思えませんが。

月面着陸が可能であった証明をするほうが難しくないか?

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