「東京アウトローズ 人物ミニデータ 御手洗冨士夫、岩尾崇」

【御手洗冨士夫】(キャノン会長・日本経団連会長)[財界の首領] 大分県出身。キャノンの「偽装請負問題」が噴出し信用失墜。1年ほど前に毎日新聞がスクープした「大分市キャノン工場建設疑惑」は、コンサルタント会社「大光」による脱税事件として矮小化され終結の方向へ。黒幕である御手洗は逮捕を免れる模様。「大光」の大賀規久社長は、御手洗の同郷(大分県佐伯市)の後輩で、実質上の社外秘書であった。鹿島は大賀の仲介で500億円を超えるプロジェクトを受注。鹿島は「大光」側に約30億円の手数料などを支払ったと見られているが、未申告だった。「大光」の役割は、大分県・キャノン・鹿島のトライアングルを調整するところにあり、大賀は〝仕切り役〟として莫大な裏金を関係者にばら撒いたという核心的な疑惑がある。それは広瀬勝貞大分県知事や衛藤征士郎元防衛庁長官などから御手洗にまで連なる。しかし、この〝黒い構図〟はいま封印されようとしている。
【岩尾崇】(長谷工コーポレーション社長)[りそなの七光り] りそな銀行から出向。大栗育夫専務を次期社長に据え、岩尾は会長として院政を敷く予定。高輪の旧東京ホテル跡地の物件にまつわる全権限を総覧し、山口組フロント企業に対する利益供与事件を封印した。ただし、この事件が露呈すれば、東証の上場廃止基準に抵触する可能性がある。現場の実行責任者だった「都市再生事業本部」の加藤功時元常務を追放する〝蜥蜴のシッポ切り〟を断行。りそな銀行の威光を背景に社内独裁者に成りつつある。しかし、建設・不動産業務に関しては無能力で、直近の長谷工の業績は急激に悪化しつつある。
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