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2008年12月 7日 (日)

【連載コラム】金融経済評論家 松本弘樹「マネーゲームの罠」

【第4回】弱者のファイナンススキームを悪用した輩(やから)たち KCS事件とディストリビューション(下)

KyouseishaMatsumotoキムラタンをアレンジしていた時、私は1つルールを設けていた。実は、ワールドの畑崎廣敏社主が増資引受をドタキャンし、他の投資家が混乱する事態になったことがある。私は業務執行組合員の責任者だった。そのため、以下のことを徹底させた。

責任をもって申告した金額を拠出すること、組合はディール終了後即座に解散させる代わりに税務申告は各自の責任で堂々とおこなうこと、そして税務申告のため資金の流れを鮮明に管理する銀行振り込み、預かり証の発行、組合との契約書、解散同意書をしっかりと出すことを周知させた。

私は一連の必要書類を用意し、複数の代表者に配った。その中の一人に本多俊郎氏がいた。ところが、本多氏は、私が渡したデータを無断でコピーし、そのままそっくり南野建設(現A.Cホールディングス)のファイナンスに利用したのである。信頼して渡したのに裏切られたわけだが、それより私の趣旨を本多氏は理解しているのかという疑問がつきまとった。私を利用するのはよいが、当局に全てを見せる形でスキームを作っていたからだ。

これは証券会社で厳しくコンプライアンスを叩き込まれた癖でもあるが、何よりも「スキーム」とは〝インチキ〟によって作れるものではないのだ。「スキーム」はあくまでもルールや法律に則ったもので、〝ここで金を抜いて〟という風に書けるものではない。

KCSは私のスキームを利用して矢継ぎ早に、増資、新株予約権、投資組合といった一連のスキームを乱発したが、私は将来ハッキリとこれは事件になると確信していた。しかし、彼らから見れば松本はもう過去の人。もしかしたら病気で死んだと噂されていたのかもしれない。結局、私の気持ちなど伝わるハズもなかったのである。

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