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2008年11月15日 (土)

【注目の本】松本弘樹「共生者 株式市場の黒幕とヤクザマネー」(宝島社)

Kyouseisha188いま兜町で評判になっている本がある。最近になって、松本弘樹氏が上梓した『共生者』(宝島社)だ。松本氏は外資系証券やソフトバンクなどを経たアレンジャーだったが、過去に大物仕手筋・西田晴夫氏らと一緒に仕事をしていたという〝特異な経歴〟を持つ。

こういう立場にいた人物がその内幕を実名で書くというのは、なかなか勇気のいることだが、松本氏は06年にダイヤモンド社から『仕手現場の仕掛け人 真実の告白』を上梓。今回の『共生者』は、これに続く第2弾で、西田氏を「相場の〝主役〟たる仕手筋から錬金術師へと身を落とした」と明確に批判している。

同書は、西田人脈が暗躍したクオンツ、日本ファーネス工業(現NFKホールディングス)、アーティストハウス、シルバー精工、宝林(現サハダイヤモンド)などについて取り上げているが、その中でも本誌が注目したのはキムラタンに関する部分。同書200~202頁(=冒頭右写真)には、東郷神社とリビエラ・コーポレーション副社長の大濱民郎氏との関係について書かれているのだが、本誌9月3日付記事も引用しながら、「この大濱とキムラタンをつないだのが『共生者』の代表選手とでも言うべき土橋正彦なのだ」と松本氏は指摘していた。

実は、この松本氏の指摘は本誌もかなり以前からつかんでいた。リビエラの大濱氏が04年にキムラタンの大株主に登場した背景には、右翼団体からの街宣攻撃から逃れるために熱海の稲川会3代目(本部)に庇護を求めたことがあった。稲川会2次団体の企業舎弟である土橋正彦氏がキムラタンの仕手戦で結局敗北し、シコッた玉を対価の一部として大濱氏側に引き取らせたというのが真相だ。

さすがに松本氏は現場にいた人物だけあって、キムラタン仕手戦の水面下でどのような攻防がおこなわれていたのか詳細に記述している。こうした方面に関心にある読者には、ぜひ一読をお勧めしたい本の一つだ。

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コメント

NKFホールディングスではなくNFKホールディングスだと思います。

松本氏はバナーズ社の取締役になり、何をしようとしているのか

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