【注目の本】有森隆・グループK「実録アングラマネー」(講談社)

経済ジャーナリストの有森隆氏とグループKが最近になって、上梓したのは『実録アングラマネー』(講談社)という本。有森氏と言えば、光通信の「寝かせ」(架空契約)問題などをスクープしたことで知られ、アングラ経済に絡む著書は多数にのぼる。
その『実録アングラマネー』(=左写真)で、本誌の記事が2本引用されていた。一つはアーバンコーポレイションの「300億円CB発行」問題で、同書56~57頁には次のようにある。
「その『裏』をいち早く報じたのが、情報誌『東京アウトローズWEB速報版』(2008年8月5日付)である。BNPパリバ証券東京支店が関東財務局に提出した大量保有変更報告書(報告義務発生日の7月11日)を分析して、こう報じた。(中略)この分析はズバリ的中した」
どうやら有森氏らはキチンと本誌に〝仁義〟を切ってくれたようで、この評価は率直に受け入れたい。そして、同書がもう一本引用した本誌記事は、「NOVA倒産で〝甘い汁〟を吸ったのは誰だ」(08年1月7日付)。実を言えば当時、本誌はNOVA元社長の猿橋望氏にあるルートから直接アプローチを試みたが、猿橋氏側の事情で結局叶わなかった。そのため、この問題については〝消化不良〟の部分がたくさんある。しかし、NOVA倒産に絡んで一般に流布された情報と、その真相との間には相当の乖離があった、と今でも本誌は考えている。
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