【ミニ情報】東証1部「アーバンコーポレイション」、CB300億円に絡んでBNPパリバ側は「空売り」を仕掛けていた

本誌既報の東証1部「アーバンコーポレイション」(房園博行社長)。話は1カ月ほど前に遡るが、6月26日にアーバンが発行を決めたCB300億円(割当先BNPパリバS.A.)は、どう見ても割当先に有利なものとは思えず、むしろ大きなリスクを伴うものだった。2年満期(利率年2・5%)の社債に新株予約権のオプションが付くものの、その行使価格は344円(発行決議時の東証終値)で固定されていた。そのため、多くの市場関係者は、「パリバは本当に300億円を払い込むのか」懐疑的だったのである。
実際、CB発行を決めた6月26日以降も、同社株はどんどん下降し、300億円を払い込む前日の7月10日には248円まで下落した。このままでは、時価の100円増しでわざわざ同社株を買ってやるような話になってしまう。しかも、アーバンは満期2年を迎えるまで保つとは限らない。
ところが翌11日、大方の予想に反して、パリバ側はきっちりと300億円を払い込んできた。ある市場関係者は、「これには正直驚いた。しかし、何か裏があるとも同時に思ったけれどね」と振り返る。
その〝裏〟の一端が見えてきたのは、BNPパリバ証券東京支店が関東財務局に大量保有報告書(=冒頭写真)などを提出し始めた7月18日以降からである。まず、その大量保有報告書(報告義務発生日7月11日)を見ると、以下の点が明らかになった。
(1)割当先BNPパリバS.A.は、関連会社BNPパリバ・アービトラージ(平成14年設立)との間で、CB権利行使の株式総数8720万9302株に関して「デリバティブ契約(株券引渡し契約)」を締結していた。
(2)この関連会社アービトラージは、国内外の機関投資家から事前に301万4654株を借入していた。さらに、「60日間の取得・処分状況」(=冒頭写真)を見ると、アーバン株が600円台だった5月には、すでに空売りをかけていたと思われる。また、BNPパリバ東京支店も165万5246株を借入し、同様に5月から空売りを仕掛けていた。
(3)つまり、パリバ側のこうした空売りの「戻し玉」に、今回のCB権利行使株の一部を使った可能性が高い、ということである。
非常に話が込み入ってしまうため、今回はこの辺りで留めるが、アクセスジャーナル山岡が8月1日付記事(=写真)で書いていることは完全な誤報というかガセネタであろう。山岡の場合は毎度のことなので驚くに値しないが、一応、その証拠を示しておく。非常に単純明快なことで、山岡の言う「新たな大株主」は期限を過ぎても大量保有報告書すら提出せず、いまだに登場していない、ということだ。
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コメント
遠山満、ゲンヨウシャ→頭山満、玄洋社では?
投稿: | 2008年11月25日 (火) 09:09