« 【ミニ情報】東証1部「アーバンコーポレイション」、CB300億円に絡んでBNPパリバ側は「空売り」を仕掛けていた | トップページ | 【注目記事】ベルダ8月号「SFCG(旧商工ファンド)に異変」 »

2008年8月 6日 (水)

【ミニ情報】東証1部「アーバンコーポレイション」、CB300億円に絡んでBNPパリバ側は「空売り」を仕掛けていた(2)

070_2071_2 「CBの権利行使価格344円という数字に惑わされて、アーバン株を買った一般投資家の多くが損を出している」
こう語るのは、あるベテラン証券業界紙記者。「パリバが7月11日に300億円を払い込んだと聞いた一般投資家の多くは、200円台なら買いと判断したようだ。少なくとも行使価格344円を抜くような株価の動きに転換するハズだと読んだ。ところが、実際の株価は11日以降も下落を続けた。周知のようにアーバン株は現在、100円前後と惨澹たる有り様だ」

では、アーバン株を売り崩しているのは、どこか?実は、BNPパリバそのものだったのである。前回も記したように、BNPパリバ側は少なくとも5月から「空売り」を仕掛けていたが、それだけではなかった。BNPパリバ証券東京支店が8月1日に提出した「大量保有変更報告書」(=冒頭右写真)などから一端が見えてきた。以下にそのポイントを記す。

(1)割当先のBNPパリバS.A.は7月14日、CBの権利を行使し普通株式3992万7325株(全発行済株式14・55%)に転換。「株券引渡し契約」に基づき、関連会社BNPパリバ・アービトラージに3992万7200株の引渡しを実行している。
(2)このアービトラージは14日、引渡しを受けた普通株式のうち3600万株を市場外で処分した(単価200円)。その相手はBNPパリバ証券東京支店。
(3)一方、同東京支店は3日前の11日に2344万7900株、14日に1377万1800株を市場内で処分しているが、これは「空売り」と見てほぼ間違いないだろう。というのは、証券会社の場合は4営業日までに株券を調達すればよいためだ。同東京支店はアービトラージより単価200円で取得した3600万株の中から現渡し決済をしたとみられる。
(4)ちなみに、同東京支店が2000万株を超える大量の「空売り」を仕掛けた11日の株価は253円で始まり高値268円を付けたが、結局214円で終わっている(=冒頭左写真)。同東京支店による大量の売り崩しが株価に大きな影響を与えたのは明らかだろう。【11日・14日空売り価格】-【取得単価200円】の差額が利益として転がり込んだ計算になる。

これは余計なことかもしれないが、払い込み前日の7月10日の株価も不自然。208円で始まった株価が高値286円まで急騰し、248円で終わっている。出来高も1億6000万株を超えていた。 いずれにしても、10日、11日両日の乱高下には何らかの作為が働いていたと見るべきだろう。

« 【ミニ情報】東証1部「アーバンコーポレイション」、CB300億円に絡んでBNPパリバ側は「空売り」を仕掛けていた | トップページ | 【注目記事】ベルダ8月号「SFCG(旧商工ファンド)に異変」 »

コメント

これは空売りではなくデルタヘッジ。CBのコールオプションバリューを計算して、この金額の引き受けならデルタヘッジをかけない方がおかしい。
デルタヘッジは上がれば売るし、下がれば買う。ただし今回のケースは細かく株に転換して売ってるから結局下がるんだけど。

アーバンが自社株価の長期的低迷を引き換えに300億を手に入れただけ。

と知ったかぶりのオニイサン、それもヘッジをかけるという意味で空売りの範疇に入るわけよbleah


転換してデルタヘッジをするバカはいない。そもそもこのCBはデルタヘッジ云々のレベルができるものではない。
この記事の内容でど素人でもわかる間違いがある。→ 【取得単価200円】。あほか。パリバ全体の損益を考えろ。

パリバ東京支店がアービトラージから取得した3600万株の単価は200円。
だから、この記事の内容は間違いとは言えない。
ただ、全体の損益としては、割当先のパリバSAが344円で権利行使したものを200円で引き渡しており、
ここで大きな損を出している計算になる。記事はこの点にふれていないという意味で、あなたの言うとおり。

パリバSAとアービトラージとの間のデリバティブ契約
これが鍵じゃないのか。
誰かエライ人教えてweep

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/130981/42079492

この記事へのトラックバック一覧です: 【ミニ情報】東証1部「アーバンコーポレイション」、CB300億円に絡んでBNPパリバ側は「空売り」を仕掛けていた(2):

» アーバンコーポレイションと株主は骨までしゃぶられたということ [ノオト]
この記事を読んで,薄ら寒い気持ちになりました。 東京アウトローズWEB速報版: 【ミニ情報】東証1部「アーバンコーポレイション」、CB300億円に絡んでBNPパリバ側は「空... [続きを読む]

« 【ミニ情報】東証1部「アーバンコーポレイション」、CB300億円に絡んでBNPパリバ側は「空売り」を仕掛けていた | トップページ | 【注目記事】ベルダ8月号「SFCG(旧商工ファンド)に異変」 »

「真相レポート」発刊のお知らせ


  • 「東京アウトローズ」創刊から15年。編集長・奥村順一と「財界展望」(現ZAITEN)編集部の元メンバーがここに結集し、新媒体『真相レポート』を発刊します。われわれの強みは、企業スキャンダル、経済事件などの分野で他の追随を許さない情報ネットワークと、何をも恐れない意志力にある、と自負しています。今後の展開にご期待ください。
  • http://shinsou-report.com/

Twitter@奥村順一


  • 編集長・奥村が裏情報などいろいろとつぶやきますので、よろしければフォローお願いします。
  • @TokyoOutlaws | Twitter

内部告発・情報提供を求む

  • 内部告発・情報提供はFAX 03-5837-4872 もしくはtokyo-outlaws@nifty.comまでお願いします。本誌スタッフが取材し、記事化いたします。

アウトサイダーズ・レポート


  • 「東京アウトローズ」でエナリス粉飾決算事件などを報じた半田修平が独立。「総提灯記事化」するマスメディアに対抗し、〈インサイダー〉とは一線を画した言論を展開する。
  • OUTSIDERS report

Twitter@東京アウトローズ


  • マルクス主義を標榜する編集長・奥村順一が独断で展開する「東京アウトローズ」裏バージョン。反米・日米安保粉砕。安倍極右政権打倒、沖縄辺野古新基地建設阻止、在日米軍は即時撤退せよ。多国籍企業を利する「日米FTA」交渉に断固反対。非正規労働者の党と反資本主義潮流を。体制の補完物である大手メディア批判、そして全世界で闘う人民大衆の動きにも眼を向けていきたい、と思います。私たちは独自の視点から大企業・独占資本の不正をあばく「戦闘的ゲリラ・マガジン」を目指します。
  • Twitter@東京アウトローズ

訪問者


「原発利権」白川司郎による言論弾圧弾劾!!

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

広告

無料ブログはココログ