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2008年2月13日 (水)

【真相レポート】失踪したオックス落合伸治元社長に対する「告発」文書を入手

本誌既報のように、オックスホールディングスの落合伸治元社長は昨年9月頃から行方が分からなくなり、失踪したのではないか、と見られている。実は、この「失踪」事件、一部経済誌で報じられたものの、何故か大手マスコミが取り上げることもなく、ほとんど注目されてこなかった。しかし、この間、本誌が取材を進めた結果、同事件は非常に〝複雑怪奇〟なものであることが分かった。その一端をお知らせしたいと思う。

Dscn0970落合氏と言えば、平成16年4月に開業した「日本振興銀行」(木村剛会長)の創業メンバーの一人で、その後に木村剛氏と激しく対立し、一躍、〝時の人〟になったことはご承知の通り。木村氏とたもとを分かった落合氏は平成17年12月、今度は大証ヘラクレス上場「オックスホールディングス」の社長に就任した。一部では、オックス社創業者のI氏が落合氏を招いた、との見方もされたが、当時、様々な憶測を呼んだのも事実。
その後も落合氏をめぐる〝騒動〟は絶えなかった。平成18年8月に発表された、落合氏自身が10億円を投じてオックス社株を取得する件などは、払込期日になって突然、理由も付さずに中止になる、という具合だ。そして最後には、落合氏が保有していたオックス社株(12500株)を無断で売却したとして、昨年8月24日に社内規定「インサイダー情報管理運営要領」9条の違背に問われ処分される始末。その直後に、落合氏は姿を消し、行方不明になっているわけだが、このほど本誌はオックス社と落合氏を告発する文書(=写真)を入手した。

この告発文書は、証券取引等監視委員会と大阪証券取引所自主規制本部に宛てたもの。告発者は、オックス社などの内部に精通する人物と見て間違いない。では、同文書を見ていこう。

「1 元代表取締役社長であるI氏に対する巨額融資
同社(オックスホールディングス)は平成18年1月に元代表取締役社長であるI氏に対して約10億円の巨額融資を行っています。これは平成17年12月に同社代表取締役となった落合伸治氏が、I氏より代表取締役を禅譲される条件としてI氏保有の同社株式を落合氏が買い受けることになっていたものの、落合氏が資金調達を行うことができず、またその結果、I氏自身のノンバンクからの借入資金の期日返済が不能となったため、会社としてその肩代わりを行った為であります。そして結果的に同年3月末までにI氏への貸付金を回収できなかったために、貸付の事実を開示しないようI氏所有の同社株式を自己株式として引き受けたのです。これは、落合氏とI氏の個人間の取引行為を会社の資金を用いて行ったものであり、厳正なる上場企業としてあるまじき行為であると考えます」

創業者のI氏から「代表取締役」を禅譲してもらう条件として、落合氏がI氏保有のオックス株を買い取る〝密約〟があった、と同文書は告発している。平成17年12月当時の大量保有報告書を調べてみると、I氏の保有株は34402株(20・02%)で、株価は6万円前後で推移していたため、評価総額は20億円に達する。ところが、社長に就任した落合氏は例によって約束を実行できず、会社の資金から10億円をI氏側に融資したというのだ。これが事実なら私的な資金の流用で、特別背任もしくは業務上横領に問われかねない。しかも、この融資の事実を覆い隠すために、融資分10億円に見合うI氏所有のオックス株を「自己株式の取得」という形で会社側に引き取らせ、帳尻を合わせていた、というのだから驚きだ。

実際、オックス社のIRを見てみると、平成18年3月24日と27日に、「自己株式の取得」に関するリリースが出ていて、「経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にするため」という、もっともらしい理由を掲げていたが、実はこんな〝裏事情〟が隠されていたのだ。この自己株式取得は同年3月27日、大証J-NET市場で24000株を買付けて終了している。I氏が3日後の30日に提出した大量保有報告書にも、「23338株(単価47900円)をJ-NET市場で処分」との記載があり、オックス側がI氏の玉10億円分を引き取ったことは間違いない。

さらに、この告発文書は、「2 元代表取締役社長である落合伸治氏および前代表取締役M氏による業務改善報告書の虚偽記載」、「3 元代表取締役社長である落合伸治氏による株式の迂回取得」と続くのだか、詳細は稿を改めたい。

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コメント

落合氏は昨年、米国永住権を取得し家族と共にハワイに移住済である。現在は7018 Hawaii Kai Drive Unit 606 Honolulu Hawaii 96825に居住する。尚、永住権取得には約50万ドルをワシントン州シアトルにある倉庫へ投資するスキームを利用した。

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