【真相レポート】L&G波会長と元プロレスラー坂口征二・憲二親子の〝ヤバイ関係〟
本誌で継続的に追及している「L&G」問題。10月3、4、5日の約100ヶ所にも及ぶ家宅捜査で、実質破綻にあった同社もついに壊滅的な打撃を受けたことだろう。実は今回の家宅捜査、正式な告発・告訴は行われていないという。事情について警視庁詰め記者はこう説明する。
「L&Gの被害者は、波に預けたサイフのヒモを握られていたわけで、もしかしたら返してもらえるかもしれない金欲しさに、あまり敵対的な行動は取れなかったケースが多い。しかし、報道が先行、事態の深刻さを放っておけない当局も強制ガサに踏み切ったというところじゃないでしょうか。今年1月にトップらが捕まった、〝沈没船引き揚げ〟というトンデモ事業で500億円の金集めをしていたリッチランドの家宅捜査もやはり同じやり口でした。まずはガサで会社の動きを完全にストップさせて、被害者にダマされているという自覚を植え付けるという当局の狙いですね」
L&G問題では、10月10日に約50名の弁護士が参加する被害者弁護団が結成され、会見が行われた。早期の破産申し立てと、役員等に対する刑事告訴で「悪徳商法には終止符を打ちたい」としているが、関与の事情によってが、広告塔としてフル回転した、細川たかしら以下の多くの芸能人にについても道義的、場合によっては法的対応も検討したいとしている。
呼ばれて、歌ってギャラさえもらえば「はいサヨナラ」の歌手に関しては、「営業の一環」として情状酌量の余地もあるだろうが、むしろ、広告塔としての機能はとりわけ果たしていないものの、逆に地味ながら親交が厚かった分だけヤバイのが、新日本プロレスの元社長で、L&Gの波には頭が上がらない、イケメン俳優・坂口憲二の父親、坂口征二氏だろう。
「L&G社主催の説明会のイベントでは体が大きくて目立つ坂口さんが会社関係者席にいる姿を何度も見ましたよ」とは、会員であり被害者でもある人物の証言だ。さらに、波と坂口をつないだとされる人物は、「坂口と木村は波さんにとても恩義を感じていたよ」と証言する。木村氏とは、L&Gの関連会社で興業を目的とする「円天興業」の社長を勤めていた元新日本プロレスのレスラーだった木村健悟氏だ。木村氏に関しては、会社関係者から、「人集め(新規会員の獲得)で尽力した」との証言も上がっている。
なお、L&Gには広域暴力団のIの元幹部が出入りしていた事実が確認されており、それ以外にも総会屋、右翼関係者、前科者などの関与が指摘されている。よって、「L&Gにはヤクザ筋の人間や右翼・総会屋につながる人物の関与も指摘されている。波氏の海外送金疑惑に加えて、アングラ勢力にカネが流れた可能性も否定できない」(L&G問題に詳しいジャーナリスト)
という。