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2007年7月11日 (水)

【ミニ情報】有名弁護士が関与したOHT株「鉄砲事件」(3)

Dscn0764大証2部上場・川上塗料の株価操縦容疑で6月上旬に逮捕されていた関澤賢治容疑者が、OHT株「鉄砲事件」の〝キーマン〟として浮上してきた。これまでの報道によると、関澤容疑者らは川上塗料の株価をつり上げるため、03年4月3日から5月14日にかけて、売り注文と買い注文を繰り返し、取引が活発なように装っていたという。同容疑者らの詳細な手口は分からないが、おそらく「高いところでクロス(取引)をふっていた」(兜町関係者)と見られる。これは、仕手筋が株価を高騰させるために、よく使う手法の一つだ。

ある証券業界記者は次のようにいう。「逮捕前の5月に、さいたま地検刑事部などが関澤の関係先を家宅捜索していた。まだ、はっきりしたことは言えないが、椿康雄弁護士が行方をくらました理由は、この辺りにあるのではないか」

すでに本誌は、椿弁護士が代理人を務めていたOHT株に絡む「シンガポール・ファンド」に、関澤容疑者は出資していた可能性が高い、と指摘したが、それに関連して実に興味深い事実が判明した。

Dscn0799写真の法人登記簿謄本は、「キャラノ・インベストメンツ・ピーティーイー・エルティーディー」というシンガポールの投資顧問会社のものだが、その〝日本代表〟に関澤容疑者が就いていた。同社は05年6月30日、関東財務局に投資顧問業の登録を申請し認可されている。さらに謄本を見ると、04年11月18日に支店(=日本事務所)が東京都港区赤坂7丁目2番21号に登記されていた。同住所は、故・高橋治則氏が率いていたイ・アイ・イー系企業が入居する「草月会館」そのもの。ちなみに、草月会館は6階以上がオフィス棟になっているが、オメガプロジェクト・ホールディングス(ジャスダック)、ユニオンホールディングス(東証2部)といった上場企業も入っている。

今回のOHT株「鉄砲事件」の背後に〝草月グループ〟の陰が見えてきた。

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コメント

  株式の買い注文を出しておきながら、下がったときは決済日にカネを払わないで逃げ回る……このイカサマを鉄砲とかゲンコツなどと称します。鉄砲は玉(たま⇒ぎょく:株の事)が飛び出したっきりで帰って来ない、の連想といわれます。とくに悪質な鉄砲は薄商いの銘柄を高値に引っ張り上げた仕手筋が、自分たちの買い玉を処分するため架空の買い手を登場させるやり方です。

 同一仕手グループがA証券に大量の買い注文を出し、B証券から手持ち株を売却する。そしてB証券での売却代金はしっかり受け取ってA証券の買い代金は踏み倒す。もちろんこの作業を滞りなく実施するため古い詐欺師映画の「スティング」で描かれたような釣り店(つりだな)の舞台装置まで用意されました。最後の一発を食らわせるために口座をつくった証券会社で、当初数回の取引は松下とか三菱重工のような堅い銘柄を売買して営業員を信用させる。現金や株券の受け渡しは喫茶店でなく貸し事務所を一定期間借りてインチキ会社の看板を掲げ備品什器を揃える。そして見せガネとして例えば日立を現物で2万株買って信用の代用証券として預け置きます。

準備万端のある日、証券会社に電話して「よその証券会社に預けていた住金50万株をお宅に預けるから代用預り証を作って取りに来てくれ」などと電話します。さて、それから時間を見計らって再度電話し、住金50万株と日立2万株を担保として「トンでも銘柄」の買い注文を出すわけです。

 営業員は半信半疑ながら巨額の手数料に目がくらんで受注してしまいます。そうした後に訪れた事務所でああだこうだ言い訳され、その日に約束された担保の住金50万株は渡されません。店に戻ると「トンでも銘柄」は別の証券会社から大量の売りが出されており数量はめでたく合致して商い成立、しかしその後はなぜか薄商い。

 詐欺師軍団は撒き餌(まきえ)の日立2万株を捨てることになりますが、よその証券会社で売った「トンでも銘柄」の売り代金を持ってトンズラです。誰かが買ってくれないかぎり高値で捌ききれませんから自分で買ってしまうのです。もちろん決済日の4日目までにイカサマがばれたとき売り方証券の売却代金は、買い方証券側から差し押さえ請求が出されてしまいます。

 億万長者になれるか、塀の向こうに落ちるか、この中3日間が正に天王山となります。買い注文を受けた証券会社はてんやわんやの大騒ぎで後日に訴訟、裁判、従業員の処分、諭旨解雇、夜逃げ、自殺、果ては放火、殺人事件まで引き起こし兜町事件史の碑となりました。

 鉄砲は買い注文を受ける証券会社の営業員が馬鹿、あるいは仲間であるかのどちらかです。被害者ヅラして「後で喫茶店」という話が絶えません。事件後に喫茶店で報酬を受け取ったり、巨額の謝礼金と引き換えに罪を背負って服役することもあるようです。
 俗に「骨は拾ってやるから」というのが殺し文句。

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