【ミニ情報】東京・銀座のL&G「円天市場」が〝事実上の閉鎖〟か!?
本誌既報のカルトマルチ「L&G」(波和二会長)で、また新しい動きがあった。同社は擬似通貨「円天」によって商品を購入することができる円天市場を全国各地で展開。この円天市場の加盟店などを募集することで巨額資金を集めてきた。マルチ商法に詳しいフリー記者は次のようにいう。
「L&Gは全国各地で円天市場を展開してきたが、そのほとんどは会館などを短期間借りて開催するものだった。専用の携帯サイトがあり、そこで擬似通貨『円天』をやり取りするシステム。なかには、米など各地の特産品もあったが、大半は健康食品や絵画、CD-ROMなどのオリジナル商品でよく価値がわからないものばかりだった」
そうした中で、数少ない常設の「円天市場」の一つが、東京・銀座2丁目のビル内(=写真)に設けられていた。ところが、同ビルの1フロアーを借りきった円天市場には、すでに商品はなく、ショウーケースに白い布が覆われているのみだった。L&Gの社員と思われる人物に尋ねると、「リニューアルするためで、閉鎖とか、そういうことではありません」という。では、再開の時期は?と聞いても、「いまは分かりません」とまったく要領を得ない。
「L&Gにとって、銀座の円天市場はシンボル的な拠点だった。場所も銀座の一等地と言ってよく、賃貸料も月額2000万円は下らないと見られていた。そこから撤退するということであれば、いよいよ〝最終局面〟が近いと考えた方がよいでしょう」(前出の記者)
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L&G会長ら近く逮捕 20人前後、3億円詐取立件
2009.1.27
全国約5万人から総額1000億円超の資金を集めたとされる健康寝具販売会社「エル・アンド・ジー」(L&G、東京都新宿区、破産手続き中)が破綻(はたん)状態に陥ったことを隠し、会員から出資金を集めていた疑いが強まったとして、警視庁と宮城、福島両県警の特別捜査本部は26日、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)容疑で、同社の波和二(かずつぎ)会長(75)ら20人前後を近く逮捕する方針を固めた。立件額は、波会長らが破綻状態を認識した平成18年夏以降の約3億円に上る見通し。
これまでの調べでは、L&Gは13年ごろから、「3カ月ごとに9%(年36%)の利息を支払い、満期(1年)には元金を返還する」などと元本保証と高配当を約束し、1口100万円の「協力金」の募集を開始。全国の会員約5万人から総額1000億円を超える資金を集めたとされる。
しかし、実態は出資金を配当に回す自転車操業で、18年夏には破綻状態に陥っていたという。実際、この時期に開かれた社内会議では「配当が払えない」と報告されていた。
波会長や幹部社員らは社内会議などで、こうした経営状態を知りながら会員には伝えず、それ以降も組織的に出資金募集を続け、計約3億円をだまし取った疑いが持たれている。
19年1月には、配当の支払いを一方的に停止。各地で開催するバザーやインターネットサイトで買い物ができる独自の疑似通貨「円天」での支給に切り替えたうえ、「来年2月まで出資金の解約には応じない」と通知していた。
こうしたL&Gの対応を受け、都内の弁護士約50人が同年10月、被害対策弁護団を結成し、L&Gと波会長の破産を東京地裁に申し立てていた。
一方、警視庁などは同月、出資法違反(預かり金の禁止)容疑で、L&G本社や波会長の自宅などを家宅捜索。今月15日には特別捜査本部を設置し、捜査を本格化させていた。
波会長はこれまでの産経新聞の取材に「集めた金は全部事業に使った。詐欺なんて証明できない」などと詐欺行為を否認している。
投稿: 産経新聞 | 2009年1月27日 (火) 09:30