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2006年9月28日 (木)

安倍新政権の試金石となる「衆院補欠選挙」

安倍新内閣が26日、発足したが、その顔ぶれを見て、ある永田町関係者がなかば呆れ顔で次のように呟いた。
「これでは〝疑惑の閣僚〟のオンパレードじゃないか。意外と安倍は短命で終わるかもしれないな」

たしかに、今回の自民党3役、閣僚人事の中には過去、スキャンダルにまみれた人物が何人かおり、今後、マスコミの〝格好の標的〟になる可能性がある。少なくとも小泉前首相は、そうした〝火種〟は巧みに避けてきただけに、早くも人事面での違いが浮き彫りになってきたという印象だ。

その安倍新政権にとって、最初の試金石となるのが、来月10日告示、22日投票の衆院補欠選挙だ。来夏参議院選挙を占う前哨戦となる。今回は、亀井善之、西田猛の両代議士が死去したため、神奈川16区(相模原市、厚木市など)と大阪9区(池田市、茨木市など)で行われる。

神奈川16区の自民党公認候補は新人の亀井善太郎氏である。自民党関係者は次のようにいう。
「父の善之氏は山崎派の最高幹部の一人で、小泉内閣の時に農林大臣も務めた。前回は15万票以上を得票し大差をつけている。息子の善太郎氏がその地盤をそっくり引き継いでおり、今回は父の〝弔い合戦〟という有利さもある。民主党は元経産省課長補佐の後藤祐一氏を対立候補に立てるが、神奈川は善太郎氏でほぼ間違いないでしょう」

一方、大阪9区の選挙区事情はかなり複雑で、すでに自民党内からは「厳しいのではないか」との声さえ出始めている。同区の自民党公認候補は、新人の原田憲治氏である。同氏は平成元年に父・原田憲衆院議員の公設秘書になり、その後、大阪府議会議員を3期務めている。
「西田猛氏がこの6月に50歳という若さで亡くなったため、急遽、公募という形で原田憲治氏が候補者になった。もともと西田氏は96年に大阪9区から新進党公認で出馬し初当選した人で、その後、自由党→保守党→自民党と渡り歩いている。実は、西田氏と原田氏には〝因縁〟がある。96年の総選挙で初めて小選挙区制が導入されたが、まさにこの時、大阪9区で新進党・西田氏と、父である原田憲氏が激突。しかも、選挙に敗れた父親は翌年、さびしくこの世を去っている。原田憲氏は79年にも共産党に負けて落選するなど、選挙にはそれほど強くなかったし、地盤が隣の豊中市を中心としていたため西田氏に敗れる結果になった」(前出の自民党関係者)

つまり、原田憲治氏の場合は、父親の地盤をそっくり引き継いだ亀田善太郎氏とはかなり事情が異なるというわけだ。しかも、大阪9区の民主党候補である大谷信盛氏は、前回11万票余りを得票している。約3万票差で涙を呑んだが、今回は返り咲きを狙っており、新人・原田氏にとって大谷氏は〝手強い相手〟であることは間違いない。

果たして自民党は、今回の補欠選挙で自民党2議席を守れるのか。総指揮をとる中川秀直幹事長の手腕が試されることになる。

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コメント

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植草さんは無罪で、小泉・竹中が有罪のようだ。


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