ダイエー創業者・中内氏が死去、学園葬は11月3日
「流通革命」を掲げ、一世を風靡したダイエー創業者・中内氏が19日、脳梗塞のため亡くなった。葬儀・告別式は親族だけで行われる。公式の葬儀は、中内氏が学園長を務めていた流通科学大学による「学園葬」のみとなった。11月3日午前9時から神戸市西区学園西町3の1の同大学会館で行われる。喪主は長男の潤氏。
周知のように、中内氏は「流通界の風雲児」として数々の異名を持つ稀代のカリスマ経営者だった。91年には、平岩外四経団連会長のもと副会長に就任。そのため、経済界からは「近親者で葬儀を済ませるようだが、公の葬儀はないのか」との問い合わせが経団連事務局などにきていた。
70年代末に、中内氏は経団連の要職を望んだが、当時、ダイエーは家電メーカーとの〝すさまじい価格競争〟を繰り広げていただけに「小売店の社長が何を言うか」(某製造メーカー首脳)と、一蹴された経緯もある。副会長になってからも中内氏は、経団連の積極的な海外交流に参加し、国際的な経済人として活躍していた。しかし、95年1月の阪神大震災が本店の神戸市を直撃した。中内氏は被害復旧のため会社経営に専念、震災直後から一切の財界活動を返上している。
その後は、ダイエーの多角化経営が裏目となり、同社は産業再生機構送りとなった。中内氏は東京都内や神戸市の自宅・マンションなども売却し提供した。
中内氏が最後まで情熱を注いだのは「流通科学大学」。同大の卒業生が実業界に進出できるよう積極的に支援していた。
はたして中内氏の学園葬に何人の政財界人が出席するのか。「棺を覆ってから、その人の人生は定まる」という場面が再現されそうだ
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