〝政界7不思議〟山梨3区から警察エース候補が出馬
つい先日、山梨3区から立候補するため、小野次郎・首相秘書官が辞任した。同区は、郵政法案に反対した保坂武・前衆院議員の選挙区で、小野氏は〝異例の対立候補〟となった。
何が「異例」なのかと言えば、それは小野氏の肩書きにある。実は、首相秘書官というのは、財務省、外務省、経済産業省、そして警察庁の4省庁から出向することが慣例となっている。小野氏は警察庁出身で、01年4月の小泉政権発足時からのメンバー。
「とくに警察庁からの出向組は、エリートの中のエリートが当てられることになっている。首相秘書官になれば、〝将来の長官・総監候補〟の1人と周りからも目されることになる」(警察庁関係者)
そのエース候補が何故、職を投げうって突然出馬したのか。小野氏は「自分は山梨の出身で、誰も出ないなら私が出ますよ」と小泉首相に伝えたとされる。
永田町関係者は次のようにいう。
「反対派の保坂は、故・金丸信の秘書をしていた人で旧橋本派。山梨はいまだに〝金丸王国〟のようなところを残している土地柄だ。おそらく保坂が小選挙区では通るだろう。小野がどこまで迫れるかだが、そうなると、南関東ブロックでの比例順位の方も気になって仕方がないんじゃないか」
小野氏の場合、他のマドンナ候補たちとは違い、今のところ比例上位の保障はない。警察庁周辺からは「いくらなんでも小泉首相は人使いが荒すぎる。このままでは小野さんが傷つくのは目に見えてる」との声が早くも洩れ始めている。
(一部敬称略)
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