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2005年7月

2005年7月31日 (日)

早くも「ポスト金杉」体制に動き始めたNEC

2005073100453903年1月、西垣浩司氏が突然、社長の辞任を表明(通常の退任なら株主総会が行われる6月で、この西垣辞任の本当の理由は依然、謎とされている)。

その後を受けたのが、NEC現社長の金杉明信氏である(同年3月に就任)。以来、2期2年、社長を務め3期目に入った金杉氏だが、ここに来て、早くも「来期はない」との声がNEC社内から洩れ始めてきた。

関係者は次のようにいう。
「3000億円を超える大赤字を出した西垣さんに比べれば、金杉さんはこの間、手堅く業績をまとめてきた、とは思う。しかし、NEC復活のための柱を結局、つくれなかった。このままでは、本当に外資に乗っ取られるのではないか、との危機感が社内で高まっている」

先頃、発表された05年4-6月期の連結業績も実は良くなかった。半導体部門の携帯電話向けなどが振るわず大幅赤字だったほか、全部門で損益が悪化。営業赤字は210億円で、4-6月期としては過去最大の赤字幅となった。

買収防衛策の上で、NECが最も気にしているハズの「外国人持ち株比率」も31%に達している。そのため、社内の空気は一気に「ポスト金杉」に動いているという。有力候補として、すでにY氏らの名前が出ているようだ。

【写真】03年1月20日西垣辞任会見(東京、パレスホテルにて)
「左端が一人腕を組み、うつむいたままの西垣氏。中が佐々木会長、右が金杉社長」

2005年7月30日 (土)

東京三菱・UFJ合併延期は決定的!来年1月以降か?

20050730000348一昨日(7月28日)、読売新聞は「金融庁は、三菱東京フィナンシャル・グループとUFJホールディングスの経営統合に伴い、10月に合併を予定している東京三菱銀行とUFJ銀行について、システム統合の進展状況の再報告を求めた」と報じた。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20050728mh07.htm

他の新聞各紙も昨日(29日)、同様の記事を掲載したが、本誌はさらに両グループが「傘下銀行の合併延期の最終調整に入った」ことを掴んだ。正式には、8月4日に開かれる両行のシステム統合の中間報告で決定される予定だ。

三菱東京とUFJは10月1日に持ち株会社同士が合併、三菱UFJフィナンシャル・グループとしてスタートし、同時に傘下の商業銀行、信託銀行、証券会社も合併する計画だった。

だが、両グループの検査に入っていた金融庁は、商業銀行部門のシステム統合作業に懸念を見せていた。

両グループは7月15日、「システム統合は問題なし」とする報告書を金融庁に提出したが、検査で指摘した問題がいまだ解決されていないと判断し、異例の2度目の報告を8月8日までに求めた。

両グループは「このままでは経営統合の予備認可が下りない」と判断。傘下銀行の合併を来年1月以降に延期する方向で調整に入った。
 

【写真】
「三菱UFJグループの新ロゴを発表する畔柳・三菱東京FG社長、玉越・UFJHD社長の両首脳」(2月18日、日銀にて)

2005年7月29日 (金)

JPB磯辺裕樹氏のグループが木村剛・日本振興銀行の大株主!

投資会社GPJの破産は、大手マスコミが取り上げることで社会問題になりつつある。すでに、全国紙だけでなく、一部の週刊誌も取材に動き始めたようだ。

ところで、同社の秦右時社長が、JPB(日本プライベートバンキングコンサルタンツ)の元幹部であったことは既に報じた。

しかも、秦氏は単なる幹部ではなかったようだ。関係者は次のようにいう。
「もともとJPBは磯辺さんと秦さんが二人三脚でつくった会社なんです。しかし、ある事情で秦さんは別会社を設立するハメになった」

ここに出てくる「磯辺さん」とは、JPBの代表取締役・磯辺裕樹氏のことである(磯辺氏に関しては、月刊経済誌「財界展望」03年7月号に掲載された記事【伊藤歩氏執筆】が詳しいので参照されたい)。

その磯辺氏の傘下企業とされるPBAグループ(旧インター・アセットグループ)が、日本振興銀行(木村剛社長)の大株主になっている。PBAフィナンシャル・ホールディングスなどが10・41%を出資しているのだ。

今後、GPJ問題が拡大すると、思わないところにまで飛び火する可能性も出てきた。

2005年7月28日 (木)

高橋治則氏の死去で、動向が注目される旧イ・アイ・イ系企業群

200507280945417月18日の高橋治則氏(写真)の死去で、今後の動向が注目される旧イ・アイ・イ系の企業群。その一つであるユニオンホールディングスが7月15日に、都築通信技術(JASDAQ 1991)を「破格の有利発行」で傘下におさめたことは既に報じた。
http://www.tokyo-outlaws.org/cgi-bin/new/ezjoho.cgi

某信用調査マンが次のように打ち明ける。
「実は、本当にユニオン側から増資払込みがあるのか、業界内では注目の的だったのです。しかし、今回の払込完了で8月に控えている大きな決済は乗り切れるでしょう」

経営陣が刷新される都築通信技術は、今後どのような業績回復を見せるのか・・・。

2005年7月27日 (水)

東京新聞が投資会社GPJの破産を報道

本日の東京新聞朝刊が、投資会社GPJの破産について詳しく報道している。
それによると、『スペシャル投資スキーム』などと銘打って会員に出資を募り、2種類(ドル売り円買い、ドル売りユーロ買い)の運用方法を駆使することで、1000万円を投資した場合、3カ月で1600万円に増えるなどと高配当の可能性を説明していた、という。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050727/mng_____sya_____007.shtml

今回の「GPJ問題」が大手マスコミで報道されたことによって事件化の可能性は高まったが、本誌がこれまで入手した情報によると、この問題の奥行きは意外と深く、単純ではなさそうだ。

【追伸】
敬天新聞(7月20日発行)掲載記事「山岡俊介宅で火災 玄関燃やす 放火か」がインターネットにアップされた。 
http://www.keiten.net/articles/other/098_01.html

2005年7月26日 (火)

南野建設、第3者割当増資の背後にK氏の存在!?

20050726132513南野建設(JASDAQ 1783)といえば、今年3月2日に同社幹部がインサイダー取引の疑いで逮捕(写真、6月に判決=懲役1年6カ月・執行猶予3年)されるなど、一時、経営破たんの懸念さえ持たれた銘柄だ。

5月18日には安値19円まで暴落、「風前の灯火か」と見られていたが、6月に入って株価は動意づき、6月22日に発表された第3者割当増資を機に一気に上昇。7月7日には高値141円をつけている。現在は100円前後の水準である。

ちなみに、この第3者割当増資は発行価格22円、発行株数1億株。何度か割当先の変更が行われたが、7月12日には南野建設から払込手続きの完了が公表されている。

もともと、この銘柄には大物仕手筋の西田晴夫氏の関与が囁かれてきたが、今回の第3者割当増資に関しては、K氏の存在が取り沙汰されている。某市場関係者によると、「K氏が久々に表舞台に登場してくるか注目している」という。

2005年7月25日 (月)

投資会社GPJの「破産手続き」開始へ

投資会社GPJ(Gestion Privee Japon)が破産したことは既報の通り。
GPJの会員に通知された書面などによると、7月20日に吉岡桂輔弁護士が破産の申し立てを行い、その後の手続きに関しては山川萬次郎弁護士(東京都千代田区)が担当するようだ。

山川弁護士は、今年1月14日に民事再生法が申請された「梅の郷ゴルフ倶楽部」(群馬県、千代田都市開発)の監督委員に選任された実績などがある。明日26日からは被害を受けたGPJ会員向けの専用電話が開設され、近日中に破産管財人HPも立ち上げられるという。

すでに、警視庁丸の内署には多くの被害届が提出されているが、中には10億円を超える被害者もいるようだ。今後、GPJが事件化するかどうか注目される。

2005年7月24日 (日)

ジャーナリスト山岡俊介氏に対する捜査が続行!?

右翼団体の敬天新聞(白倉康夫・社主)がジャーナリスト山岡俊介氏に対して攻撃をエスカレートさせていることは既報の通り。
http://www.tokyo-outlaws.org/cgi-bin/new/ezjoho.cgi

同紙最新号(7月20日発行、写真)が報じている内容については、現段階ではコメントは控えるが、本誌としても重大な関心を持っており、独自に取材を進めていく方針である。

そんな折り、山岡俊介氏に関する情報が飛び込んできた。同氏の著書「銀バエ 実録武富士盗聴事件」に絡らむ名誉毀損を調べている警視庁捜査2課が今週末、N氏に対する3度目の事情聴取を行った模様だ。7月3日の山岡氏「自宅放火事件」の発生で、2課の動きがどうなるか注目されていたが、どうやら捜査は続行されているようだ。

橋梁談合事件の「意外な展開」

20050724004340 検察当局がひさびさに手掛けた大型事案の橋梁談合事件は、日本道路公団元首脳らの逮捕で一応の結末を迎えそうだが、検察内部では「更に一歩捜査を進めるべきだ」との声が若手検事の間であがっているという。

この「更に一歩進めた捜査」とはズバリ、東京都庁への捜査波及である。

事情通は次のようにいう。
「日本道路公団関係の橋梁工事といっても、延べで7000億円程度。一方、都庁は、首都高速道路公団関連だけでも1兆3000億円に達する。談合があっても不思議でも何でもない」

今後、橋梁談合事件の意外な展開があるかもしれない。

2005年7月23日 (土)

アイビーダイワから始まった「仕手株相場」

20050723130914 ほんの少し前までは、20~30円だったボロ株のアイビーダイワ(JASDAQ:3587)。しかも、内紛で監理ポストに割当られていた銘柄が、短期で10倍以上に大化けするとは誰が予想していたであろう。6月30日には高値290円をつけ、現在は200円前後の株価水準である。

周知のように、アイビーダイワの旧社名は豊国産業。名うての仕手株として知られ、過去には、私募CBを使った資金調達を繰り返し、経営陣・業態も次々と変わってきた。では、今回の「急騰劇」の背後に何があったのか。

まず、これまでの経過を簡単に振り返ってみると・・・。
●03年6月 伊藤博夫・代表取締役が平の取締役に降格。かわって中島勉が代表取締役に就任。
●05年1月13日 上記の伊藤・中島の対立が深まり、同日開催の取締役会で警察の出動を求める騒動に発展。この時、アイビーダイワの役員は4人。伊藤は村上毅(代表取締役・専務)と組んで、中島の代表取締役解任の緊急動議を提出し、一気に経営権の掌握を狙った。しかし、中島と竹洞弘巳・取締役が反対したため、2対2に分かれた。
 結局、伊藤・村上側は、解任動議の当事者である中島には議決権がないため、決議は有効だとして、村上の社長就任と中島の解任を法務局に登記した。これに対して、中島側は村上の職務執行停止の仮処分を東京地裁に申請。
●2月3日、こうした「代表取締役社長」が2人という異例の事態に対して、ジャスダックはアイビーダイワを「監理ポスト」に入れると通告。
●5月30日には前日比23円高の64円まで急騰。その後、株価は動意づき、わずか1ヵ月間で高値290円をつけるまで上昇
●6月24日 第60回定時株主総会において7人の新役員が選任。このうち、4人はクロスビー・キャピタル・パートナーズ・インク(以下、「クロスビー」)の取締役および経営幹部である。クロスビーはロンドン証券取引所のAIM(オルタナティブ投資)市場に上場する投資会社。また、Nomura Securities International 副社長の野田耕助が新代表取締役・社長に就任。結局、7人の顔ぶれを見てみると、旧経営陣で生き残ったのは村上毅のみだった。
●6月28日 取締役会において、ロドール リソース社の「公開買付による株式取得」を決議。ロ社はロンドン証券取引所のAIM(オルタナティブ投資)市場に上場する石油・天然ガス開発の投資会社。
●6月30日 この公開買付の情報開示が2日後の30日であったため、新たな疑惑を呼ぶ。
●7月4日  同日開催の取締役会で9月上旬に臨時株主総会を招集することを決議。

 いま、市場では、「アイビーダイワの仕込みは、すでに2月段階で終わっていた」との説が急浮上している。2月と言えば、まさに同社の内紛が発覚し、「監理ポスト」に割り当てられた時期である。
某市場関係者が次のようにいう。
「アイビーダイワには3つの仕手グループが関わっています。西田晴夫氏、福村康広氏、そしてメディアリンクスなどを手掛けたグループです。2月から仕込みが始まり、最後の方では玉が足りなくなり、奪い合いまで起きたようです」

 早くも市場では、アイビーダイワで巨額の利益を得た3グループが「次に向かう銘柄は何か?」と話題になっている。
「第3者割当やTOBにしても、経営陣と組まないとうまくいかない。仕手筋が簡単にタッグを組める銘柄となると、おのずと限られてきます。かつては一世を風靡したが、今は死に体となっているボロ株が狙われるでしょう。こうした会社の経営陣は、昔の夢を忘れられないでいますからね」(同)

こう語る市場関係者は、具体的な銘柄名まで挙げてくれたが、当欄でその名を記すのは控えたい。いずれにしても、「昔の名前で出ていた」仕手株から当分、目が離せそうもない。(一部敬称略)

2005年7月22日 (金)

投資会社Gestion Privee Japonが破産、被害総額300億円か!

7月21日、Gestion Privee Japonという投資会社(登記面本店:東京都千代田区丸の内1-1-3AIGビル9階)が破産していたことが分かった。同社に投資していた人達に弁護士から破産を通知する書面が届いたためだ。

同社の代表取締役は秦右時氏で、日本プライベートバンキングコンサルタンツ(磯辺裕樹代表)http://www.jpb.co.jp/にいたこともある。

関係者によると、「被害の規模は3000人、300億円に達するかもしれない。一部では被害届けも出ているが、すでにAIGビルにあった会社は閉鎖され、秦氏の行方は分からなくなっている」という。

ちなみに秦氏の自宅は六本木ヒルズの住居棟だった。

出版社発行人O氏がアルゼ絡みで参考人聴取

20050722004936 鹿砦社の松岡利康社長が7月12日、大手パチスロ機器メーカー「アルゼ」の告発本などに絡んで、神戸地検特別刑事部に名誉毀損容疑で逮捕された。一方、東京ではアルゼ関連で某出版社発行人のO氏に対して、数度にわたる参考人聴取が行われている模様だ。

2005年7月21日 (木)

木村勝美氏の『山口組若頭を殺った男』が出版

20050721214504 このほどイースト・プレス社から木村勝美氏の『山口組若頭を殺った男』が出版された。すでに木村氏は02年3月に『山口組若頭暗殺事件』を発表。1997年8月28日に起きた「宅見勝若頭・暗殺事件」をテーマにした作品としては、今回が第2作目となる。なぜ再び、「宅見暗殺事件」なのか?など本誌編集部は木村氏に直撃インタビューを試みた。インタビューの模様は近日中にメルマガで配信の予定。

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「真相レポート」発刊のお知らせ


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